Google Meetの文字起こし方法5選|無料・自動・高精度な議事録作成術【tldv・Notta対応】

Google Meetでの会議が増えるなか、
「あとから見返せない」「議事録を書くのに時間がかかる」といった声をよく耳にします。

  • メモを取りながらの会議参加がつらい
  • 発言の聞き漏れが多い
  • チームメンバーに内容を正確に共有できない

こうした悩みを解決するのが、文字起こしツールの活用です。
この記事では、Google Meetの音声を自動で文字起こしし、議事録を作成する方法を5つにまとめて解説。
無料・精度・手軽さ・共有性といった観点で、あなたに最適な手段が見つかります。


目次

🔍 まず比較:Google Meetの文字起こし5つの方法一覧

方法コスト精度特徴共有性向いている人
Googleドキュメントの音声入力無料△(環境依存)音声をマイクで拾ってリアルタイム入力×お試しでやってみたい初心者
Meet録画+手動文字起こし無料〜△〜◯録画→あとから人力で文字起こし編集・修正をしっかりしたい人
tldv(無料ツール)無料〜自動議事録+ハイライト。共有・タグ機能ありチームで議事録を共有したい人
Notta(AI文字起こし)無料〜有料◎(非常に高い)高精度の日本語対応。録音・検索・共有も楽業務利用・精度重視のユーザー
Otter.ai / Rimo Voice など無料〜有料◯〜◎英語・多言語対応。連携や検索機能も充実海外チーム・英語会議の多い人
Gorick

比較は地図だ。目的地がわかっていても、ルートが見えてなければ遠回りする。
まずはこの5つの道筋を把握するところから始めよう。

1. Google Meetに文字起こし機能はあるのか?

Google Meetには、会議中の発言をリアルタイムに画面上へ表示する字幕機能(Live Captions)があります。
ただし、これはあくまで会議中の一時的な表示のみ
であり、以下のような制限があります。

Google Meetの字幕機能の特徴

項目内容
表示形式画面下にリアルタイム字幕が表示される
保存・出力機能なし(会議終了後に内容は消える)
言語対応英語・日本語含む数言語
精度会話スピード・ノイズに左右されやすい
録音者の明示発話者名は表示されない

つまり、Google Meetの標準機能では、

  • 会議の記録として残すことはできない
  • 議事録としての活用には不向き
    であると言えます。

そのため、実際に議事録や記録として使いたい場合は、
外部の文字起こし手段(ツールや代替方法)を活用する必要があります

Chief Editor

「字幕がある=議事録になる」と勘違いしてないか?
そいつはスクショだけでプロテイン管理してるようなもんだ。意味はない。

Gorick

同意だ。Live Captionsはあくまで一時的な表示。
保存も整理もできなければ、“知識”として蓄積されない

2. 文字起こし方法①:Googleドキュメント音声入力【無料】

Googleアカウントを持っていれば誰でも使えるのが、Googleドキュメントの音声入力機能です。
これは、PCに入力される音声(スピーカー音)をマイクで拾い、リアルタイムに文字へ変換してくれるというものです。

利用手順(PCのみ対応)

  1. Googleドキュメントを開く(Chrome推奨)
  2. メニュー「ツール」→「音声入力」を選択
  3. マイクのアイコンをクリックして録音開始
  4. Google Meetの音声がPCスピーカーから出る状態にしておく
  5. 会議音声が文字として自動入力される

※イヤホンを使用している場合、マイクが音を拾えないため動作しません。


特徴まとめ(表)

項目内容
料金無料(GoogleアカウントがあればOK)
操作のしやすさ比較的簡単(ブラウザ内で完結)
文字起こし精度△:環境ノイズ・話者の声量に左右されやすい
会話分離できない(誰が発言したかは記録されない)
保存・編集ドキュメントとしてそのまま保存可能
対応言語日本語を含む複数言語に対応
注意点イヤホン非対応、Meet音声をスピーカー出力する必要あり

この方法が向いている人

  • できるだけ無料で始めたい
  • 会議の雰囲気だけでも記録したい
  • 1対1や少人数の会話で、そこそこの精度でも問題ない

この方法は完全無料ですが、実用的な議事録を残すには精度や話者の区別ができないことがネックです。
より正確な記録やチームでの共有を重視するなら、次に紹介する方法に進むのが現実的です。

Gorick

無料で始められるが、マイク入力をうまく制御しなければ結果は不安定になる。
学習用のノートに落書きするような精度と考えたほうがいい。

3. 文字起こし方法②:録画+あとから手動文字起こし

Google Meetを録画し、その動画ファイルを使って後から自分で文字起こしを行う方法です。
この方法は精度そのものは自分次第ですが、録音内容を丁寧に確認できるという点では根強い支持があります。

なお、録画機能はGoogle Workspace(有料アカウント)でのみ利用可能です。


利用手順(録画+手動)

  1. Google Meet会議を開始
  2. 「その他のオプション」→「録画を開始」を選択
  3. 会議が終了したら、自動で動画がGoogle Driveに保存される
  4. 動画を再生しながら、聞き取った内容を自分でドキュメントに記述する
  5. または、音声抽出して外部の文字起こしツールにかける

特徴まとめ(表)

項目内容
料金録画にはGoogle Workspaceが必要(個人無料アカウントでは不可)
操作のしやすさ会議中は簡単。手動で起こすには時間がかかる
文字起こし精度自分の耳と手に依存(または後述する外部ツール併用)
会話分離手動なら可能(聞き分けて記述)
保存・共有録画ファイル+自作議事録で対応可能
注意点録画の許可を得る必要がある。労力・時間がかかる

この方法が向いている人

  • 録画データを業務記録として必ず残す必要がある
  • 後から丁寧に見返して正確な議事録を作りたい
  • 編集・要約も兼ねて文字起こしを整理したい

この方法は精度そのものは高く保てますが、作業負担が非常に大きいという難点があります。
また、録画自体に参加者の了承が必要なケースもあるため、導入時には社内ルール等の確認が必要です。

Chief Editor

録画して全部自分で起こす?それ、筋トレで言うなら「全部自重でやってます」って言ってるのと同じだ。
限界がある!

Gorick

ただし、記録の厳密さが必要な場面ではこの方法が最も正確になる。
効率より精度を求めるなら、有力な選択肢だ。

4. 文字起こし方法④:Notta|高精度な日本語AI文字起こし

Notta(ノッタ)は、AIによる自動文字起こしに特化したサービスで、Google Meetの音声を録音・テキスト化し、共有・編集まで一括管理できる高精度ツールです。
特に日本語の認識精度に優れており、国内ユーザーにも支持されています。

ブラウザで動作し、追加ソフトのインストールは不要。無料プランも用意されており、試しやすいのも魅力です。


主な機能

  • 音声ファイルの自動文字起こし(リアルタイム録音にも対応)
  • 誰が何を話したかを明確に分ける話者識別(高精度)
  • 書き起こし後の編集・要約・タグ付けが可能
  • テキスト検索・時間指定で再生可能
  • チーム共有・公開リンク作成など多彩な共有手段

特徴まとめ(表)

項目内容
料金無料プランあり(録音120分/月まで)
有料プランは月1,300円〜
操作のしやすさブラウザ上で完結。録音→自動文字起こし→共有まで直感的
文字起こし精度◎(日本語に特化。専門用語や業務会話でも正確に処理)
会話分離◎(話者識別が自動で付与される)
共有性◎(PDF/Word書き出し・リンク共有・チームスペース対応)
対応プラットフォームPC・スマホ・Web。Google Meet、Zoomなど全般で利用可能
注意点無料プランは録音時間制限あり。有料版で全文書き出し・要約が可能。

この方法が向いている人

  • 業務レベルでの正確な文字起こしが必要
  • 会議内容を全文保存・共有したい
  • 編集・検索・再利用まで効率的に行いたい

Google Meetでの議事録作成を「作業」から「自動処理」に変えるのがNottaの強みです。
録音→自動文字起こし→共有・書き出しまで、すべてを1つのツール内で完結できるため、
毎週の会議記録やクライアントとの打ち合わせ内容を効率よく処理したいビジネスユーザーに最適です。

Gorick

精度、共有性、翻訳、タグ、編集…どれを取っても現状ではトップクラス。
日本語の認識精度は98%を超えるという実測値もある。

Chief Editor

それってつまり…
「プロレベルの補助輪付き」ってことじゃねぇか!
最初からこいつ使っときゃ、ミスらず効率よく仕上がる。チート級だな。

👉 Notta公式サイトを見る

5. 文字起こし方法③:tldv|リアルタイム議事録共有ツール

https://tldv.io/ja/

tldv(too long didn’t view)は、Google Meet専用の文字起こし・議事録共有ツールです。
Chrome拡張機能として使え、会議中に自動でメモ・ハイライト・文字起こしを行い、その内容をすぐに共有・検索できるのが大きな魅力です。

基本的な機能は無料で使えるうえ、UIもシンプルで初心者にも扱いやすい設計です。


主な機能

  • Google MeetとZoomに対応(Botが自動参加)
  • 会話の重要ポイントをリアルタイムでハイライト
  • 発言ごとの要約・検索・タイムスタンプ付き再生が可能
  • チーム内での共有やタグ付けができる
  • WebアプリまたはChrome拡張から利用可

特徴まとめ(表)

項目内容
料金無料プランあり。プレミアムは月$20程度
操作のしやすさChrome拡張からワンクリックで会議に参加
文字起こし精度◯(日本語対応だが、Nottaほどの精度はない)
会話分離可(発話者別のテキスト分割あり)
共有性◎(メンバー招待・リンク共有・Slack連携などに対応)
対応プラットフォームGoogle Meet / Zoom(Microsoft Teamsは未対応)
注意点日本語でも使えるが、正式対応は英語中心。業務利用時は確認を推奨。

この方法が向いている人

  • チーム内で会議内容をそのまま共有したい
  • 無料で議事録の自動化・整理を試したい
  • 要点だけを効率よく記録・再確認したい

tldvは「議事録をリアルタイムで作ってくれるアシスタント」のような存在です。
精度こそNottaには劣る場面もありますが、共有性・使いやすさ・操作スピードにおいては非常に優秀なツールです。

Chief Editor

お?このツール、けっこう使えそうじゃねぇか?

Gorick

ああ、特に“情報を共有・整理するための設計”が整っている
日本語精度はNottaには劣るが、UIはよく練られている。

👉 tldv公式サイトを見る

6. 文字起こし方法⑤:Otter.aiなど他の選択肢

文字起こしツールには、tldvやNotta以外にもさまざまな選択肢があります。
特に海外ではOtter.ai(オッター)が広く使われており、英語を中心とした会議・インタビューの文字起こしに強みがあります。

また、国内向けの選択肢としてはRimo VoiceSloosなどもあり、それぞれ異なる特徴を持ちます。


Otter.aiの主な特徴

項目内容
料金無料プランあり。有料プランは月$16.99(約2,500円)〜
操作のしやすさブラウザまたはアプリで使用可。会議の招待リンクで自動参加可能
文字起こし精度英語は◎、日本語は△〜◯(内容によっては誤変換あり)
会話分離◯(話者ラベル機能あり)
共有性◎(クラウド保存・リンク共有・チームスペース対応)
対応プラットフォームZoom公式連携・Google Meet・MS Teamsなどに対応
注意点日本語対応は限定的。英語中心の環境に適している

その他の日本語対応ツール

ツール名特徴メモ
Rimo Voice国産の議事録特化ツール。Google Meetに強い。自動要約・話者分離も可能
Sloos音声の自動分析+文字起こし。ZoomやTeamsにも対応。情報量が多い会議向け

向いている人

  • 英語中心の会議を行っているチーム
  • 海外のクライアント・パートナーと会話する機会が多い
  • Zoomと連携して自動記録したいユーザー

Otter.aiは英語での会議に強く、Zoom連携に優れているため、グローバル環境では非常に頼れるツールです。
一方で、日本語の精度はツールによって差があるため、実際に使ってみて精度や使い勝手を確認することが大切です。

Chief Editor

英語会議ばっかならOtterでいいかもしれんが…
日本語で本気出すなら、Nottaのほうが筋が通ってるな。

Gorick

英語をメインに扱うグローバルチームなら、Otterの強みは発揮される。
“使いどころ”が重要だ。

7. 【比較まとめ】目的別おすすめツールと選び方

ここまで紹介してきた5つの方法は、それぞれにメリット・デメリットがあり、使う人の目的によって最適解は変わります
以下のように、ニーズ別に最適な選択肢を整理してみましょう。


目的別おすすめ早見表

あなたの目的・状況おすすめの方法理由
とにかく無料で試したいGoogleドキュメント音声入力完全無料・インストール不要
録画を保存して、あとからじっくり議事録を作りたいMeet録画+手動文字起こし編集・修正に時間をかけられる人向け
チームで会議内容を共有・整理したいtldvハイライト・共有・タイムスタンプ機能が優秀
精度と業務効率を最優先にしたいNotta日本語精度が非常に高く、録音から共有までワンストップ対応可能
英語会議や海外チームとのやりとりが多いOtter.ai英語での文字起こし精度が高く、Zoomとの連携もスムーズ

選び方のポイント3つ

  1. 文字起こし精度を求めるならAIツール一択
     議事録として使うには、精度の高いAI文字起こしが最も実用的です。特にNottaは日本語対応が優秀です。
  2. 共有・管理も重視するなら専用サービスを選ぶ
     tldvやOtter.aiなどは、議事録の共有・検索・タグ付けといった整理機能が豊富です。
  3. 無料で試せるものから段階的に試すのが安心
     いきなり有料ツールに移行せず、まずは無料プランやドキュメント音声入力で試してみるのがおすすめです。

このように、**「無料でやりたい」「チームで共有したい」「とにかく精度重視」**など、目的に合わせて柔軟に選ぶことで、Google Meetの会議効率が大きく向上します。

Gorick

ツールに完璧を求めるな。
“目的に合った最適解”を見つけるのが、仕事を効率化する本質だ。

8. よくある質問(Q&A)

Q1. Google Meetには公式の文字起こし機能はないの?

A. 現在のところ、Google Meetには「字幕機能(Live Captions)」はありますが、文字起こしを保存する機能は標準搭載されていません。そのため、議事録として使うには外部ツールの導入が必要です。


Q2. 無料で使える文字起こしツールはどれ?

A. 以下の3つが無料プランで利用可能です:

  • Googleドキュメントの音声入力(完全無料)
  • tldv(会議参加・録音・文字起こしの一部まで無料)
  • Notta(録音120分/月まで無料)

まずはこの中から始めてみるのがおすすめです。


Q3. 会議の録音や文字起こしって、相手に通知される?

A. ツールによって異なります。

  • Google Meetの録画機能 → 参加者全員に通知が出ます
  • tldv → Botが参加する形式で、表示されます
  • Notta → 録音はローカル側で行うため通知なしで利用可能(ただし倫理的な配慮は必要)

会議録音・文字起こしを行う際は、事前に参加者の同意を得るのが基本的マナーです。


Q4. 日本語の精度が高いのはどのツール?

A. Nottaが最も高い精度を誇ります。日本語の業務会話や専門用語にも対応しており、文字起こし後の編集・書き出しもスムーズです。

一方で、tldvやOtter.aiはもともと英語圏向けの設計のため、日本語では一部誤認識が出やすい傾向があります。

Chief Editor

英語向けツールに無理させるより、最初からNottaみたいな国産志向のAIを選べ!
バルクで鍛えるより、ピンポイントで効かせろってことだ。


Q5. ZoomやTeamsでも使える?

A. はい。今回紹介したツールの多くは、Zoom・Microsoft Teams・Skypeなど他のWeb会議サービスにも対応しています。

特に:

  • tldv → Zoom対応あり(Meet・Zoom両方使う人に便利)
  • Notta → 音声入力であれば会議アプリ問わず使用可能
  • Otter.ai → Zoom公式連携が可能(招待URL経由でBot参加)

Google Meet以外でも使い回せるため、複数のツールを併用している職場環境でも便利です。

9. まとめ:議事録の自動化は今がはじめどき

Google Meetでの会議が日常化する中で、「会話内容を記録しておきたい」「議事録を効率的に残したい」というニーズは確実に高まっています。

これまでは、会議を録音して聞き直したり、手作業で文字起こしを行うのが当たり前でした。
しかし今では、AI文字起こしツールや議事録共有サービスを活用すれば、面倒な作業をほぼ自動化することが可能です。


今日からできる3つのステップ

  1. 目的を明確にする
     無料で試したいのか、チームと共有したいのか、精度を最優先したいのか。
  2. ツールを選ぶ
     まずはGoogleドキュメント、tldv、Nottaなどの無料プランから試す。
  3. 業務に取り入れて定着させる
     使いやすいツールが見つかれば、毎回の会議に組み込むだけで記録の精度と業務効率が大幅にアップします。

議事録は「誰かの負担でなんとなく残すもの」から、
「自動で、正確に、チームで共有できる記録」へと進化しています。

まずは自分に合った方法を選んで、今日から1つ試してみてください。
その小さな一歩が、チーム全体の生産性を大きく変えるきっかけになります。

Chief Editor

会議を“記録する文化”から“再利用する仕組み”へ。
これが、AI時代における知的生産のシフトだ。

Gorick

筋肉も議事録も「毎回ゼロからやる」のはもう古い。
お前の脳みそはクリエイティブに使え。作業はAIに任せとけ!


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この記事を書いた人

OurTime代表取締役CEO/1992年生/愛知県名古屋市生まれ/立命館大学機械工学科卒業。大学在学中に立ち上げたフィットネスメディア『クールフィットネスジャパン』をきっかけに、2021年7月にOurTime株式会社を創業する。趣味は筋トレ、読書、ゴルフ、サウナ、猫もふもふ、朝のお散歩。

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