Envato vs Motion Array | 実際に使用しているプロが料金・特徴などを徹底比較【商用フリー】

動画編集の現場では、「いかに早く・高品質な素材を見つけられるか」が勝負。
そんな中、サブスク型の素材サイトとして人気の「Envato(旧Envato Elements)」と「Motion Array」。
どちらも使い放題型のサービスですが、実際に編集業務で使うとその“違い”はかなり明確です。
この記事では、動画制作会社で両方のサービスを利用しているプロの視点から、
それぞれの強み・弱みをリアルに比較しました。
「結局どっちが自分に合ってるの?」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

両方使って見えてきた違いはガチ。目的とワークフロー次第で最適は変わるから、比較はマジで意味あるぞ。
【結論】Envato vs Motion Array|どっちが自分向き?
あなたの用途・スタイル | おすすめサービス |
---|---|
動画だけでなくWebや紙にも使いたい フォント・写真・UI素材も必要 | Envato |
料金を抑えて、幅広く素材を揃えたい コスパ重視の個人制作者 | Envato |
動画編集に特化して作業効率を上げたい Premiere / AEと連携したい | Motion Array |
AIナレーションやレビュー機能も活用したい YouTube / Premiere Rushユーザー | Motion Array |
まず、映像だけでなくデザイン素材やフォント、写真まで活用したい方にはEnvatoが断然おすすめです。
Envatoは動画編集者だけでなく、WebデザイナーやSNS運用者、ディレクターにも人気の万能型素材サイト。
フォントやUIキット、プレゼン資料用テンプレートなども揃っており、「1契約で全方位に対応できるコスパの良さ」が魅力です。
一方で、動画編集をとにかく効率よく進めたい!Premiere Proと連携して作業時間を短縮したい!という方はMotion Array 一択です。
Motion ArrayはPremiere / AEのテンプレートが強く、専用プラグインで編集ソフト内から直接素材を挿入できるのが最大の武器。
さらに、AIナレーション機能や動画レビューリンクの自動生成など、編集から納品までを一気通貫でサポートする機能が豊富です。



総合力のEnvatoか、Premiere特化のMotion Arrayか。自分の現場と目的で判断すれば答えはハッキリするぞ。
Envato Elements vs Motion Array|プロが採点!厳選7項目で比較




項目 | Envato Elements | Motion Array |
---|---|---|
テンプレートの質 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
動画素材のクオリティ | ★★★★★ | ★★★★★ |
音楽・効果音の実用性 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
デザイン素材の網羅性 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
商用利用のしやすさ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
価格とコスパ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
以下では、動画編集者の実務視点から、Envato ElementsとMotion Arrayを7つの観点で比較しています。
用途やスタイルに合ったサービスを選ぶための判断材料として、ぜひ参考にしてください。
テンプレートの質
どちらも高品質ですが、Envato Elementsはデザイン性に優れたテンプレートが多く、SNSや広告向けに映える映像が作りやすいのが特徴です。
Motion ArrayはPremiere ProやAfter Effectsと連携しやすく、実用性重視の即戦力テンプレートが豊富です。



映え重視ならEnvato、即戦力で回したいならMotion Array。目的で選べ。



Envatoは魅せる系、Motion Arrayは使い倒す系。現場のニーズ次第で最適が変わるのが面白いとこだよな。
動画素材のクオリティ




どちらのサービスも、商用利用でも安心できる高品質な動画素材を取り揃えています。
映像の傾向としては、Motion Arrayはシネマティックな映像や演出素材が豊富で、即戦力として使える実務向き。
一方のEnvato Elementsは、表現の幅を広げやすい多ジャンルな構成で、アート寄りから汎用的な映像まで幅広くカバーしています。
全体としてクオリティに大きな差はなく、「どちらを選んでも失敗しない」レベルのサービス。
あとは、用途・操作性・料金プランなど、自分のスタイルに合った方を選ぶのがベストです。
音楽・効果音の実用性
Motion ArrayはSFX(効果音)の分類がしっかりしており、動画編集の流れの中で選びやすい設計です。
Envatoも音楽素材は多いですが、YouTube Content ID登録済みの楽曲があるため、収益化目的の動画では注意が必要です。
デザイン素材の網羅性
ここはEnvato Elementsが圧倒的に優位です。
映像・写真・フォント・UI・Webテンプレート・プレゼン資料など多ジャンルの素材が1契約で使えるため、動画以外の業務も多い人には最適です。
商用利用のしやすさ
Motion Arrayは素材を使うだけで自動的にライセンスが付与されるため、手続き不要でスムーズです。
Envatoは使用時に毎回ライセンス登録が必要ですが、クリックで簡単に済む仕組みになっています。
価格とコスパ
Motion Arrayは動画編集に特化するならコスパが良好です。
ただし、Envato Elementsは月額2,200円前後で映像・Web・デザインまで網羅的にカバーできるため、総合的なクリエイターにとっては破格といえる内容です。
どちらを選ぶべきか迷ったら
- 動画編集の効率を重視したい方には
→ Motion Arrayをチェックする - 映像以外にも幅広く素材を使いたい方には
→ Envato Elementsをチェックする
Envato Elementsの特徴|“幅広く使える万能型サブスク”


- 圧倒的なコスパ(定額で使い放題)
- 商用利用ライセンスが明確&安心
- Premiere Pro / After Effects系が豊富
- 毎月数千点の新素材が追加
- チーム・法人でも導入しやすい
- 無料プランがない(お試し不可)
- 写真素材の質はPixabay等と大差なし
- 日本語検索には不向き
項目 | 内容 |
---|---|
料金(月額) | 約2,500円/月(US$16.50)※年払いの場合 ※年額約29,400円(税込) |
料金(月単位) | 約4,900円/月(US$33)※月払いプラン |
素材点数 | 2,400万点以上(動画・BGM・画像・フォント・テンプレ) |
商用利用 | すべての素材で可能(要プロジェクト登録) |
使用制限 | 素材の再配布・販売は禁止/ライセンスは使用時に発行 |
特に強いジャンル | 動画テンプレ(After Effects / Premiere Pro)・BGM・効果音 |
無料体験 | なし(無料素材の試しDLは可能) |
サポート体制 | メールサポート/日本語対応なし(英語) |
法人・チームプラン | チーム用プランあり(最大5名) |
※日本円表記は執筆時のレート換算で、変動の可能性があります。
Envato Elementsは、動画編集に限らず、デザイン・Web・資料作成など、あらゆる制作業務で使える“素材のデパート”のような存在です。
動画用のテンプレート(Premiere Pro・After Effects)やストック映像はもちろん、
フォント、写真、プレゼン資料テンプレ、UIキット、イラスト、3D素材まで、ジャンルを問わずすべて使い放題。
しかもこれが月額2,200円ほど(※年額契約の場合)で、商用利用も可能。
YouTubeやSNSだけでなく、企業案件や広告・テレビ放送にも使えます。
- 映像だけでなく、紙・Web・SNS・LP・資料作成にも素材を使いたい
- 複数の案件を抱えていて、素材の汎用性を重視したい
- 動画編集+Web制作など、職種をまたいだ使い方を想定している
- 高クオリティのフォントや写真素材もまとめて確保したい
素材を一括で“買い切る感覚”で使いたい人には、Envatoが最高の選択肢。
動画編集一本の人には過剰かもしれないが、マルチクリエイターには神コスパ。


Motion Arrayの特徴|“動画編集に特化した時短の武器”


- Premiere Pro/After Effects用テンプレが圧倒的に豊富
- タイトルアニメ・トランジション・ローワーサードなど編集効率化に直結
- BGM・効果音・ストック動画・写真もすべて定額で使い放題
- ポートフォリオ用Webサイト作成機能付き(意外に便利)
- UI・サポートともに完全英語対応のみ
- 海外素材が中心で「日本人モデル」などは少なめ
- 動画素材の数やジャンルに偏りがある(テンプレ特化傾向)
項目 | 内容 |
---|---|
料金(月額) | ・Video Templates プラン:年間払いで月額 約1,739円(税込) ※年額 約20,863円(税込) ・AI Voiceover プラン:年間払いで月額 約1,594円(税込) ※年額 約19,123円(税込) ・Everything プラン(総合):年間払いで月額 約2,899円(税込) ※年額 約34,783円(税込) |
素材点数 | 非公開(毎週新作追加あり) |
商用利用 | 可能(個人・法人ともに可) |
使用制限 | 再配布・販売不可/作品化すればOK |
特に強いジャンル | Premiere/After Effects テンプレート・動画・音楽 |
無料体験 | なし(有料のみ) |
サポート体制 | 英語対応のみ(メール・チャット) |
法人・チームプラン | Businessプランあり(要問合せ/無制限ユーザー対応) |
Motion Arrayは、動画編集に特化したプロ向けのサブスク素材サイトです。
最大の強みは、Premiere ProやAfter Effectsとの深い連携。
専用プラグインを使えば、編集ソフト内から素材を検索 → 挿入 → 適用まで完結。
いちいちブラウザを開かず、作業中のスピード感をそのまま維持できます。


テンプレートの種類も実用的なものが多く、テロップ・トランジション・エフェクトなど「まさに今、現場で使える」ものが揃っているのが特徴です。
さらに、高品質な動画素材(ループ映像や背景動画など)や効果音も充実。
YouTubeやSNS動画はもちろん、企業のPR映像や広告動画にも十分通用します。
- Premiere Pro中心の編集作業をしている人
- 編集スピードをとにかく上げたい(連携の効率重視)
- 映像コンテンツに特化した素材だけを使い倒したい
- BGM・効果音・ナレーション機能なども一括で済ませたい
「動画編集だけで食べていく」人には、Motion Arrayは現場力が段違い。
デザイン系素材は少なめだが、動画専業なら迷わずこれでOK。
料金比較|Envato vs Motion Array
「結局どっちの方が安いの?」「年払いと月払いでどれくらい差があるの?」
そんな疑問に答えるために、Envato ElementsとMotion Arrayの料金体系をわかりやすく比較しました。
それぞれの料金プランと内容の違いをチェックして、自分にとって本当にコスパのいいサービスを選びましょう。
Envato Elementsの料金プラン一覧(2025年最新版)


プラン名 | 月額料金(年払い) | 利用人数 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
Individual(個人) | 約2,500円($16.50) 単月払いも可能で 約4,900円($33) | 1人 | 全素材使い放題。動画・写真・フォント・BGMなど約2,400万点にアクセス可能 |
Team(チーム) | 約5,600円〜($37.25〜)※3名の場合 | 2〜6人 | チームで素材を共有&個別ライセンス発行可能。制作チームや事務所向け |
Enterprise(法人) | 要問い合わせ | 無制限 | 独自ライセンス/SSO/専任担当付き。企業・教育機関・大規模プロダクション向け |
Envato Elementsの魅力は、なんといってもその圧倒的なコストパフォーマンスです。
個人プランなら、月額たったの約2,500円(年払い時)で、
動画テンプレート・ストック映像・音楽・効果音・フォント・写真・Webテンプレート・UIキット・プレゼン資料…
ありとあらゆるジャンルの素材が全部使い放題になります。
しかもこれは商用OK、ダウンロード無制限。
通常であれば、動画編集用にテンプレートサイトを1つ、フォントサイトをもう1つ、写真素材サイトも…と3〜4契約が必要なところ、Envatoならたった1契約ですべてが揃うんです。
しかも、月額4,900円の単月契約と比べて、年払いなら実質半額の約2,500円/月。
この価格で、2,400万点以上のプロ品質素材が自由に使えるのは、正直“安すぎる”としか言いようがありません。



月2500円で全部入り?他と比べるまでもねぇ、コスパぶっ壊れてる。



動画もフォントも写真も1契約で済むのはデカい。制作まわりの面倒が一気に減るから、マジでコスパ最強だわ。
素材探しに迷う時間を減らしたい。
制作環境を1本化して、もっと効率よく働きたい。
できるだけコストを抑えたい。でも妥協はしたくない。
そんなクリエイターやチームにとって、Envato Elementsは“コスパの完成形”といっても過言ではありません。
Motion Arrayの料金プラン一覧(2025年最新版)


プラン名 | 月額料金(年払い) | 利用人数 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
Video Templates プラン | 約1,739円($11.99) | 1人 | Premiere / AEテンプレ・BGM・SFXが使い放題。動画編集に特化した最小構成プラン |
AI Voiceover プラン | 約1,594円($10.99) | 1人 | AI音声生成(ナレーション機能)のみを単体で使いたい方向け |
Everything プラン | 約2,899円($19.99) | 1人 | すべてのテンプレ・BGM・動画素材+AIナレーションなどフル機能対応の総合プラン |
Business プラン | 要問い合わせ | 無制限 | 法人・チーム向け。ユーザー数無制限。SSO対応・管理機能付き |
Motion Arrayは、動画編集に特化したサブスク素材サイトで、使い方に合わせて複数のプランが用意されています。
もっとも手頃なのが「Video Templatesプラン(月額約1,739円)」で、Premiere ProやAfter Effectsのテンプレート、BGM、効果音などが使い放題になります。テンプレ中心に素材を使いたい方におすすめです。
音声だけを使いたい人には、「AI Voiceoverプラン(月額約1,594円)」もあり、AIナレーション機能のみ単体で利用可能です。
そしてすべてを網羅したいなら、「Everythingプラン(月額約2,899円)」が最適。テンプレ・音楽・動画素材に加えて、AIナレーションやレビューリンク生成機能まで含まれたフル機能プランです。
どのプランも年払い前提(月額換算)ですが、Everythingプランは7日間の無料トライアルがあり、まずは実際に試すこともできます。



編集特化で使いたい放題、月1700円台は破格。AI音声もあるとか時代に合ってるわ。



用途でプラン分かれてんの助かるよな。全部入りでも3,000円以下、しかも無料トライアル付き。試さない理由ないでしょ。
素材の著作権は?どんな用途で使える?|ライセンスの比較と注意点
Envato ElementsとMotion Arrayの素材は、どちらも「ロイヤリティフリー」というライセンス形態で提供されています。
これは「使用時に追加費用がかからず、商用にも使える」という意味で、
いわゆる「著作権フリー(権利放棄)」とは異なり、一定のルールを守ることで自由に使えるというものです。
共通の基本ルール(両サイト共通)
- 商用利用OK(広告・SNS・YouTube・テレビ等)
- クレジット表記は任意(必須ではない)
- 再配布・再販売は禁止
- 素材単体での再利用はNG(作品の一部として使用する必要あり)
💡 クレジット表記とは?
たとえばYouTube動画の概要欄に「BGM:◯◯(サイト名)」などと記載すること。両サービスとも記載義務はありません。
Envato Elementsの素材のライセンス|使える範囲と注意点


Envato Elementsの動画関連素材は、個人・商用ともに利用可能で、以下のような用途で問題なく使えます。
- 動画広告・バナー広告
- YouTube動画(収益化OK)
- SNS投稿(Instagram / TikTok / X など)
- ウェブサイト・プレゼン動画 など
ライセンスは「使用ごとに発行」する仕組み
Motion Arrayと異なり、Envatoでは素材を使うたびにライセンス登録が必要です。
一見面倒に思えますが、実際には「プロジェクト名を入力してクリックするだけ」の簡単な操作で完了します。
これは、素材クリエイターへの正当な報酬を保証する仕組みでもあり、サブスク会員であれば何度でも問題なく発行・使用可能です。



毎回ライセンス登録?慣れりゃ秒だ。文句言わずやっとけ。



クリック一発で済むし、クリエイターに還元されるなら全然アリ。むしろ安心して使える証だよな。
音楽素材の取り扱いにはやや注意が必要
Envatoの音楽素材には以下の2タイプがあります:
- P.R.O. Registered Track(著作権管理団体登録済)
- YouTube Content ID 登録素材
P.R.O.素材は検索除外が可能ですが、YouTube Content ID登録素材を除外する設定がないため、
アップロード後にYouTubeから「著作権の申し立て」が入る可能性があります。
🎧 そのため、YouTube動画向けにはEnvatoの音楽素材は使いにくいという声も。
音楽や効果音を中心に使いたい方は、別の専用素材サイトとの併用が推奨されます。
解約後の素材の扱いは?
Envato Elementsを解約した後も、契約中にライセンス登録したコンテンツはそのまま使用OKです。
ただし、ダウンロード済み素材を使って新しい作品を作ることは禁止されており、再契約が必要になります。
💡 手間がかかるとはいえ、クリック1つでライセンス登録できるシステムなので、実務上はさほど負担にはなりません。
しっかりと権利管理された高品質素材を、安心して使える設計になっています。
Motion Arrayの素材ライセンス|シンプル&実用的、ただし注意点も


Motion Arrayのライセンスは、シンプルで分かりやすいのが大きな特徴です。
基本的には、すべての素材が個人・商用問わず利用可能で、以下のような用途で自由に使えます。
使用OKな主な用途(公式明記)
- 動画広告・バナー広告
- YouTube動画(収益化OK)
- Instagram・TikTok・SNS全般
- テレビ番組・配信番組
- イベント・講演・プレゼンなどの映像素材
解約後も安心のライセンス
Motion Arrayは、契約中に作成し公開したコンテンツについては、解約後もそのまま使用可能です。
すでにYouTubeにアップした動画や納品済みの映像を削除したり再申請する必要はありません。
ただし、解約後に素材だけを使って新しいコンテンツを作成することはNGです。
再度使いたい場合は、再契約が必要です。
注意すべきポイント2つ
① 「Editorial use only」素材の存在
ストック映像の中には「Editorial use only(報道目的限定)」と記載されたものがあり、
これらは商用利用が不可で、ニュース記事や情報紹介用の背景素材などに限定されます。
👉 商用利用したい方は、検索時に「Editorial素材を除外」フィルターを使えば問題なく選別できます。
② 音楽素材の著作権ステータスに注意
Motion Arrayの音楽素材には、以下のような注意ステータスが付いたものがあります:
ステータス | 内容 | 注意点 |
---|---|---|
P.R.O. Registered Track | 著作権管理団体(JASRAC等)に登録された音源 | 放送などで追加の使用料が発生する可能性あり |
YouTube Content ID 登録素材 | YouTube側で自動検出される音源 | 広告収益が著作権者に取られるケースあり |
😓 「サブスク料金払ってるのに…」と思うかもしれませんが、これらの素材はフィルターで除外することが可能です。
商用動画やYouTube動画で安全に使いたい場合は、ステータス未登録の素材を選ぶのが安心です。
💡 基本はシンプルで使いやすいライセンス設計ですが、「Editorial」や「音楽のステータス」だけは事前にチェックしておくのがコツです。
解約条件と返金ポリシー比較
項目 | Envato Elements | Motion Array |
---|---|---|
解約タイミング | いつでも可能(期間満了まで利用可) | いつでも可能(期間満了まで利用可) |
返金ポリシー | 原則不可(誤請求・技術トラブル時のみ対応) | 7日以内なら返金保証あり |
トライアル | なし | 7日間の無料トライアルあり |
解約後の素材利用 | 契約中にライセンス登録した素材のみ継続利用OK | 契約中に作成・公開した作品は継続利用OK |
途中解約の返金 | × なし(年額前払い制) | × トライアル後の返金は不可 |
💡 Motion Arrayは「7日間返金保証」が明文化されていて安心感あり。
Envatoは返金に消極的だが、ライセンス登録済み素材は解約後も使用可能です。
Envato Elementsの解約と返金について
Envato Elementsは、いつでも解約が可能です。ただし、解約手続きをしても即時停止されるのではなく、契約期間が終了するまでは引き続き利用可能となります。たとえば年払いの場合は、契約満了日までは使えますが、それ以降の自動更新がストップする仕組みです。
ただし注意したいのが、年額プランを途中で解約しても、未使用分の返金(日割りや月割り)は一切されないという点です。Envatoの支払いは一括前払い制のため、実質「返金なし」が基本のスタンスです。
とはいえ、明らかな誤請求や、技術的な問題でサービスが正常に使えなかった場合には、例外的にサポート窓口を通じて返金申請が可能とされています。このあたりは個別審査になるため、返金が保証されているわけではありません。
解約後も、契約期間中にライセンス登録済みの素材については、そのまま継続して使用することができます。ただし、すでにダウンロードしていた素材を使って新たなプロジェクトを作成することはNG。再利用したい場合は、再契約が必要になります。



途中解約でも期間中は使えるし、登録済み素材は使い続けOK。規約理解して動けば何も問題ないわ。
💡 基本は「返金なし」「期間終了までは使える」。年払い契約の途中解約でも払い戻しはないので、契約前に使い方をしっかり見極めるのが大切です。
Motion Arrayの解約と返金について
Motion Arrayも、いつでも解約可能です。解約すると次回の自動更新は停止されますが、こちらも契約終了日までは引き続き利用できます。
大きな特徴として、Motion Arrayは「7日間の返金保証」を公式に明示しています。
初回契約後7日以内であれば、理由を問わずサポートに連絡することで全額返金が可能です。
ただし、この返金保証は初回トライアル期間限定となっており、7日間を過ぎると原則返金は不可。契約更新後や2回目以降の支払いについても返金は認められていません。
解約後についても、契約期間中に制作・公開されたコンテンツはそのまま使用OKです。すでに納品済みの映像やYouTubeにアップした動画などは、削除や再申請の必要はありません。
ただし、Envatoと同様に、解約後に素材を使って新しい作品を作るのはNGとなっており、再契約が必要です。
💡 Motion Arrayは初回7日間以内の返金保証があるので、まずは試してみて判断できるのが大きな安心材料です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 商用利用は本当にOK?テレビやYouTubeでも使える?
はい、どちらのサービスも商用利用に対応しています。動画広告・SNS投稿・YouTube収益化・テレビ放送など幅広い用途で使えます。
Envato Elements も Motion Array も、再配布などを避ければ問題なく利用可能です。
Q2. クレジット表記は必要ですか?
いいえ、どちらもクレジット表記は任意です。
動画の概要欄に提供元を書いてもいいですし、まったく表記しなくても利用できます。
Q3. 解約後、アップ済みの動画はどうなりますか?
どちらのサービスも、契約中に制作・公開した動画や納品済みの案件はそのまま継続使用OKです。
Envato Elements と Motion Array の両方で、削除や再申請の必要はありません。
Q4. 解約後に素材を再利用したい場合は?
再契約が必要です。
ダウンロード済み素材を使って新しい動画を作ることはできません。再利用したい場合は、Envato Elements や Motion Array で再度契約しましょう。
Q5. 音楽素材はYouTubeで安心して使える?
YouTubeでの使用に関しては、Motion Array の方がやや安心です。
Envato Elements の音楽素材には「YouTube Content ID」登録済みの楽曲があり、自動で著作権の申し立てが入る可能性があります。Motion Arrayなら、該当素材を検索で除外できるので便利です。
まとめ|あなたに本当に合うのはどっち?
動画編集やコンテンツ制作において、「良い素材を、いかに早く・安く・効率よく使えるか」*は非常に重要なポイントです。
今回ご紹介した Envato Elements と Motion Array は、どちらもクオリティとコストパフォーマンスに優れた素材サブスクですが、得意分野や向いている人が明確に違います。



デザインもSNSもやるならEnvato一択。映像一本で食ってくならMotion Array、迷うな。



万能型が欲しいならEnvato、編集に特化したいならMotion Array。自分の働き方でハッキリ分かれる構図だな。
Envato Elements は、動画・写真・フォント・UI・Webテンプレート・プレゼン資料など、幅広いジャンルの素材を1契約でカバーできる“万能型”。
動画編集だけでなく、SNS運用やWeb制作、デザインワークなども並行して行う人にとっては、コスパ最強の選択肢です。
ライセンス登録の手間はありますが、それを補って余りある素材量とジャンル網羅性があります。
一方、Motion Array は、動画編集に“全振り”したプロ向け仕様。
特にPremiere ProやAfter Effectsとの連携は圧倒的で、編集画面内から直接素材を検索・挿入できるプラグイン連携が最大の強みです。
テンプレの質も即戦力クラスのものが多く、AIナレーションやクライアントレビュー機能まで搭載。
映像を「仕事で回している」編集者には、これ以上ない時短ツールになるはずです。
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