BGMを商用利用できる無料&有料サイト6選を徹底比較|動画・広告などで安心して使える音源は?

「商用で使えるBGMがほしいけど、どれを選べば安心なのか分からない…」
「“無料”と書いてあるけど、収益化したらNGって本当?」

──YouTubeや広告制作、企業案件で音楽素材を探している方の多くが、このような悩みに直面しています。
とくに商用利用を前提としたBGM探しは、無料・有料問わず「利用条件」や「ライセンスの範囲」が分かりづらく、後々トラブルになるケースも少なくありません。

そこで本記事では、

  • 商用OKなBGMサイト(無料&有料)を6つ厳選して比較
  • ライセンスの違いや注意点をわかりやすく解説
  • 実際に使われているシーンや特徴をプロ視点で紹介

を通じて、あなたに最適な音楽素材サイトを見つけるお手伝いをします。

結論:目的次第で選ぶべきサイトは異なるが…

音楽のクオリティ、ライセンスの分かりやすさ、そしてすぐに現場で使える即戦力の素材──
これらを重視するなら、ArtlistEpidemic Sound が頭一つ抜けておすすめです。シンプルな商用ライセンスで、YouTube収益化にも対応しており、迷いなく使えるのが魅力です。

とはいえ、弊社で実際に契約・使用しているのは Envato Elements です。
というのも、EnvatoはBGMだけにとどまらず、効果音・動画素材・フォント・プレミアやAfter Effectsのテンプレートまで、あらゆる制作素材が定額で使い放題だからです。
「音も映像も、すべてを一括で揃えたい」という現場には、圧倒的なコスパと効率性を発揮します。

また、MotionElements は、日本語UIに完全対応しており、BGM・効果音・After Effectsテンプレートの種類も豊富。
特に国内案件での使いやすさという点では、Envatoよりも安心して導入できるケースも多く、選択肢として十分におすすめできます。

目次

商用フリーとは?著作権フリーとの違いに注意

「商用フリー」「著作権フリー」「ロイヤリティフリー」…
音楽素材サイトでよく見かけるこれらの言葉、なんとなく“自由に使えそう”なイメージがありますが、意味はまったく異なります

「商用フリー」とは?

商用利用が許可されたBGMや音源素材のことを指します。
つまり、以下のようなケースでも安心して使えるということです。

  • YouTubeで収益化している動画に使う
  • 商品紹介や広告に使う
  • クライアント案件・企業VPなどに組み込む
  • 展示会やプレゼンなど、対外的に公開する場面で使う

要するに、お金が関わる場面で使っても問題ない、というのが「商用フリー」の基本です。

「著作権フリー」ではない点に注意!

一方で、「著作権フリー」とは著作権が消滅・放棄された素材のことを指す場合が多く、
現在の日本においてはこの表現がやや曖昧なため、実際には誤解を生みやすい表現とされています。

たとえば「著作権フリー」と書いてあっても…

  • 利用範囲に制限がある(商用不可、再配布NGなど)
  • クレジット表記が必要
  • 二次利用や改変が禁止されている

など、実は自由に使えないケースもあるのが現状です。

「ロイヤリティフリー」との違い

混同されやすいのが「ロイヤリティフリー」。
これは“使用料の継続支払いが不要”という意味であり、一度ライセンスを取得すれば、繰り返し使える素材を指します。

※ただし、ロイヤリティフリーだからといって「商用OK」とは限らないので要注意です!

だからこそ「商用利用OK」の明示されたサービスを選ぶのが安心

動画制作やYouTube運用、広告案件などでトラブルを避けたい場合は、「商用利用OK」「ロイヤリティフリー」と明記された信頼性の高いサイトを選ぶのが最も安全です。

特に下記のサービスは、明確な商用ライセンス付きで安心して使えるサイトです。

  • Envato Elements(効果音や動画素材も含む総合型)
  • MotionElements(日本語UI対応)
  • Artlist / Epidemic Sound などの音楽特化型サービス

無料で商用利用できるBGMサイト3選【クレジット表記の有無にも注意】


DOVA-SYNDROME(ドヴァ・シンドローム)

https://dova-s.jp/

日本国内で最も有名な無料BGMサイトのひとつ。プロ・アマ問わず多数の作曲家が参加しており、楽曲ジャンルも幅広く揃っています。
とくにYouTubeや映像制作の現場での利用実績が豊富で、検索しやすく、利用規約も明快。
フリーランスや副業レベルの案件でも安心して使える“無料BGMの定番”といえます。

甘茶の音楽工房

https://amachamusic.chagasi.com/
  • 商用利用:OK(ただし規約確認を推奨)
  • クレジット表記:任意(推奨)
  • 公式サイトを見る

やさしく温かみのある曲調が特徴で、童話・教育・ヒーリング系の動画や、店内BGMとしても非常に相性が良いサイトです。
素材のクオリティも高く、静かな動画演出にぴったり。ただし、商用利用に際しては用途ごとの確認が必要なので、利用前には規約をきちんと読むのがおすすめです。


Pixabay Music

https://pixabay.com/ja/music/

フリー画像で有名なPixabayが提供する音楽素材ライブラリです。
すべての音源が商用利用可能&クレジット表記不要という破格の条件で利用でき、しかも海外クリエイターによる洋楽風BGMが多め。
短尺で使いやすい楽曲も多く、SNSリールやショート動画にも最適です。英語圏のターゲットやスタイリッシュな映像にもよくなじみます。

有料で商用利用できるBGMサイト3選【プロ品質&収益化も安心】

無料サイトでは満足できない──そんな方におすすめしたいのが、クオリティ・ライセンス・利便性の三拍子が揃った有料BGMサービスです。
YouTube収益化や企業案件など、商用利用を前提に音源を探している方には、圧倒的に使いやすい環境が整っています。

Artlist(アートリスト)

https://artlist.io/

映画風BGMやモダンなシネマティック音源が充実しており、「音の雰囲気」で魅せたい動画制作には特に強いサービスです。
ライセンスは非常にシンプルで、契約期間中にダウンロードした音源は契約終了後も永続利用可能
「楽曲だけで空気感を作りたい」という映像制作者から高い支持を集めています。

Epidemic Sound(エピデミックサウンド)

https://www.epidemicsound.com/

スウェーデン発のサブスク型BGMサービスで、特にYouTuberやSNS系クリエイターの利用が多いことでも有名です。
BGMと効果音をまとめて管理できるのが便利で、ジャンル・テンポ・雰囲気からのフィルター検索もしやすいのが特徴。
YouTubeチャンネルと連携すれば、著作権の自動管理も行ってくれます。

Envato Elements(エンバト・エレメンツ)

Screenshot
  • 商用利用:OK(すべての素材に商用ライセンス付与)
  • クレジット表記:不要
  • 公式サイトを見る

BGMだけでなく、動画素材・効果音・フォント・テンプレート・写真素材まで“全部入り”で揃う総合型サブスクサービスです。
とにかく時短・効率・コスパを求めるクリエイターにとっては、“迷ったらコレ”と言える万能サービス
After Effects・Premiere Proなどのテンプレ素材も豊富に揃っており、映像制作全体をワンストップで完結できます

どれを選べばいい?あなたに最適なBGMサイト早見表

サイト名商用利用クレジット表記特徴
DOVA-SYNDROMEOK不要(任意)国内最大級。幅広いジャンルが無料で使える定番サイト
甘茶の音楽工房OK(要確認)任意(推奨)優しく穏やかな曲調。教育・ヒーリング系に最適
Pixabay MusicOK不要海外風のBGMが豊富。画像・動画素材と併用も◎
ArtlistOK不要映画風・シネマティックに強い。ライセンス超シンプル
Epidemic SoundOK不要YouTube連携対応。効果音も豊富でSNS向き
Envato ElementsOK(登録要)不要BGM+効果音+テンプレ+動画素材。すべてが揃う最強時短サブスク

FAQ(よくある質問)

Q1. 「商用利用OK」と書いてあれば、何に使っても大丈夫?

基本的には「YouTubeの収益化動画」「広告」「企業案件」などで使って問題ありません。
ただし、サイトごとに“商用利用の範囲”が微妙に異なるため、以下は必ずチェックしましょう。

  • 改変(カット・ピッチ変更など)が許可されているか
  • クライアント案件に使ってよいか(再販・再配布の可否)
  • クレジット表記の有無

各サイトのライセンスページや利用規約を確認するのが安全です。

Q2. 無料のBGMって本当に安全?後から著作権トラブルになったりしない?

無料でも安全に使えるサイトはあります。
例えば、DOVA-SYNDROME や Pixabay Music は商用利用OKかつクレジット不要な音源が多く、映像制作現場でもよく使われています。

ただし、「著作権フリー=完全に自由」ではありません。
“商用利用可”と“著作権フリー”は別モノなので、無料サイトを使う際は「商用OK」「再配布禁止」などの規約を必ず確認してください。

Q3. YouTubeでBGMを使ったら“収益化制限”の通知が来たのはなぜ?

それは多くの場合、「ライセンス登録がされていない」か、「音源側がContent IDで収益を取っている」ケースです。
Epidemic Sound や Artlist のようなサービスでは、YouTubeチャンネルとライセンスを連携させる仕組みがあり、Content ID登録の自動解除も行ってくれます。

安心してYouTube運用したい場合は、こうした“収益化対策付きの有料サービス”を選ぶのが無難です。

Q4. ライセンスが有効なのは契約中だけ?ダウンロード済みの曲はどうなる?

多くの有料サイトでは、契約期間中にダウンロードした素材については、契約終了後も“永続利用OK”のライセンスが付与されます。

たとえば:

  • Artlist:契約中にDLした素材はずっと使える(契約後も削除不要)
  • Envato Elements:プロジェクト単位でライセンス登録すれば、契約終了後も使用可(ただし再利用NG)

ライセンス形式はサイトによって異なるため、「契約終了後の扱い」は特にチェックしておきましょう。

Q5. 一番トラブルが少ない、おすすめのサイトは?

トータルバランスで見ると:

  • 音楽クオリティ&明快なライセンス重視なら → Artlist / Epidemic Sound
  • BGM以外もまとめて時短&効率化したいなら → Envato Elements
  • まずは無料で安心して始めたいなら → DOVA-SYNDROME / Pixabay Music

用途に合わせて選ぶのがベストです。

まとめ|商用BGMは“安心・高品質・用途に合ったもの”を選ぶのが正解

商用利用OKのBGMサイトを選ぶときに大事なのは、

  • ライセンスの明確さ(商用OK/クレジット表記の有無)
  • 音源のクオリティとジャンルの豊富さ
  • 自分の制作スタイルに合っているか(動画素材も必要?音楽特化がいい?)

という3つの軸です。

目的おすすめサイト
YouTube収益化・企業案件に安心して使いたいArtlist / Epidemic Sound
音も映像もまるっと揃えたいEnvato Elements
日本語UI・国内向け素材がほしいMotionElements
まずは無料で試したいDOVA-SYNDROME / Pixabay Music / 甘茶の音楽工房

無料・有料に関わらず、ライセンスや利用条件をしっかり確認し、安心して“使い続けられる”環境を選ぶのがプロの選択です。

あとは、実際に使ってみて「自分の制作スタイルと合うかどうか」を確かめるのが一番の近道。

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この記事の監修者

OurTime代表取締役CEO/1992年生/愛知県名古屋市生まれ/立命館大学機械工学科卒業。大学在学中に立ち上げたフィットネスメディア『クールフィットネスジャパン』をきっかけに、2021年7月にOurTime株式会社を創業する。趣味は筋トレ、読書、ゴルフ、サウナ、猫もふもふ、朝のお散歩。

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