Zoom会議の議事録を自動で文字起こしする方法3選|無料・高精度ツールも比較解説

Zoom会議が終わったあと、「あれ? 誰も議事録取ってない…!」と青ざめたことはありませんか?
実は今、AIを使えば“自動で”議事録が完成する時代。しかも無料で、驚くほど高精度。

本記事では、Zoom会議の内容を自動で文字起こし&要約できる最新ツールを徹底比較。もう手書きメモや聞き逃しに悩まされる必要はありません。

ゴリ兄

会議は一過性の出来事、でも記録は資産だ。
忘れることを前提に、全ての会話は残しておくべきなんだ。

こんな悩みはないでしょうか?

  • 会話を聞きながらメモを取る余裕がない
  • 会議の録画を見返すのは時間がかかりすぎる
  • 誰が議事録を担当するか毎回モメる

そんなときに役立つのが、Zoom会議の音声を自動で文字起こしし、議事録を効率よく作成できるツールや機能です。

ChiefEditor

書きながら聞くなんて無理ゲーだろ。
その手間、全部AIに投げろ。お前がやる仕事はもっと上流にある。

この記事では、Zoomの文字起こし方法を標準機能から外部ツールまで3つに分類して比較解説します。
無料で使えるもの・日本語対応の有無・精度・共有性などの観点から、あなたに最適な手段が見つかります。

Google Meetや録音ファイルなど他の方法も検討したい方は、こちらの記事をご参照ください。

AI議事録まとめ記事
音声文字起こしをAIで自動化する方法|録音・会議対応まとめ

関連記事
 ▶ Teams会議を文字起こしする方法
 ▶ Google Meetの文字起こし方法5選

目次

Zoomの文字起こし方法3選:早見比較表

方法料金日本語精度録音・録画議事録作成のしやすさ向いている人
Zoomの標準文字起こし機能無料〜〇(自動録音)△(要手動編集)Zoomユーザー全般
録画+手動文字起こし無料〜◎(手動)◎(手動録画)△(時間がかかる)編集・修正を丁寧に行いたい人
外部ツール(tldvNotta無料〜◎(Nottaは日本語に強い)◎(自動録音)◎(ハイライト・検索・要約対応)精度・業務効率・チーム共有を重視する人

Zoomに文字起こし・議事録作成機能はあるのか?

Zoomには公式の「文字起こし(トランスクリプション)」機能があり、無料プランを含むすべてのユーザーが利用可能です(一部設定が必要)。
まずは、Zoom本体にどのような文字起こし機能があるのかを確認しておきましょう。

Google Meetを使っている方は、Google Meetの文字起こし方法も参考にしてください。


Zoomの2つの文字起こし機能

Zoomには「サブタイトル機能」と「フルトランスクリプト機能」があります。どちらも無料で利用可能ですが、用途や保存可否に違いがあります。

機能概要文字起こしの保存向いている場面
サブタイトル機能発言を画面下にリアルタイムで字幕表示×(保存不可)会議中に字幕として確認したい
フルトランスクリプト機能発言をチャット形式で画面右に表示〇(保存可能)後から議事録を作りたい/会話を振り返りたい
WiseGori

議事録などに残したいなら、「フルトランスクリプト」機能を使う必要がある。字幕(サブタイトル)だけでは保存ができない点には気をつけろ。


方法①:Zoomの標準「文字起こし機能」を使う

Zoomには、誰でも無料で使える「文字起こし機能」が標準搭載されています。
字幕のようにリアルタイムで表示する方法と、会話を後から見返せるチャット形式の2パターンがあり、ちょっとした議事メモを残すには便利な機能です。

ここでは、Zoom本体だけでできる文字起こしの使い方を紹介します。

1. Zoomのバージョン確認

利用環境対応バージョン
Zoom Meetings(PC)Windows:5.0.2以降macOS:5.0.2以降
Zoom Meetings(モバイル)Android:5.0.2以降iOS:5.0.2以降
Zoom Webinars(PC)Windows:5.0.2以降macOS:5.0.2以降
Zoom Webinars(モバイル)Android:5.0.2以降iOS:5.0.2以降

文字起こし機能を利用するには、Zoomアプリのバージョンが「5.0.2以上」である必要があります(Windows/macOS/Android/iOSすべて対象)。念のため最新版にアップデートしておきましょう。

2. 設定で文字起こしをONにする

Zoomの管理画面にログインし、以下の項目をONにします。

  • 自動字幕
  • 完全な文字起こし
  • 字幕の保存

この設定は一度ONにすれば、以降も有効のままになります。


【方法1】サブタイトル機能で文字起こしする手順

  1. Zoom会議中に「字幕を表示」をクリック
  2. 言語を選択 → 「保存」をクリック
  3. Zoom画面下に字幕が表示されるのを確認

この機能は、発言の瞬間しか確認できず保存も不可。リアルタイムで確認したいときに便利です。


【方法2】フルトランスクリプト機能で文字起こしする手順

  1. 「字幕を表示」の横にある三角マークをクリック
  2. 「全文の文字起こし表示」を選択
  3. 画面右側に会話内容がチャット形式で表示される
  4. 最後に「文字起こしを保存」をクリックしてテキスト保存

議事録として残したい人は、必ずこの保存操作を忘れずに!

Zoomで文字起こしする際の注意点

1. ホストが設定をONにしている必要がある

自分がホストでない場合、ホストが文字起こし設定を有効にしていないと機能は使えません。事前にひと言確認しておくのが安心です。

2. 精度は環境に依存する

Zoomの文字起こしは、マイクの性能やネット環境によって精度が左右されます。ノイズが多い環境では誤認識も。イヤホンマイクなど高性能なマイクを使うのがおすすめです。

この方法が向いている人

  • すでにZoomを使っている
  • 会議を毎回クラウド録画している
  • 軽く議事メモとして残せれば十分という場合

正確な議事録として使いたい場合は、次に紹介する録画+手動文字起こしや、外部ツールとの併用を検討するのが現実的です。

WiseGori

無料で使える点は魅力。ただし、無料=実用的とは限らない
本当に頼れる議事録ツールは、無料でも正確・柔軟であることが前提だ。


方法②:録画+あとから自分で文字起こし

項目内容
料金無料(Zoom無料プランで録画可能)
日本語精度◎(自力で起こせば精度はコントロールできる)
録音・録画連携◎(録画ファイルを好きな形で活用できる)
書き起こしの手間△(時間がかかる。1時間の会議で1時間以上かかるのが普通)
外部ツール連携◯(NottaやSloosにアップロードすれば自動変換も可能)
注意点録画の同意を事前に得ることが望ましい

Zoom会議の内容を録画し、後から手動で文字起こしを行う方法です。
このやり方は手間はかかるものの、内容の正確性を保ちやすく、自分の裁量で調整できるというメリットがあります。

Zoomの無料アカウントでもローカル録画は利用可能なので、最も広く使われている方法のひとつでもあります。

WiseGori

「正確に残したい気持ちはわかる。だがその1時間、もっと生産的に使えたのでは?」

ChiefEditor

「そうだ。1時間の会議を、1時間かけて起こすなんて無駄の極みだ。文字起こしはツールに任せろ。」


主な手順(手動文字起こし)

  1. Zoomの「録画」機能を有効にする(無料アカウントはローカル保存のみ)
  2. 会議中に録画を開始(参加者の同意は必須)
  3. 会議後、録画ファイル(.mp4)をPCに保存
  4. 動画を再生しながら、自分で文字起こし
  5. または音声抽出してAI文字起こしツールにかける

会議全体の文字起こしを網羅的に知りたい方は、会議の文字起こしを自動化する方法もあわせてご覧ください。

この方法が向いている人

  • 編集・要約を自分で丁寧に行いたい
  • 会議録をしっかり管理・保存しておきたい
  • 外部ツールは使いたくない、または限定的に使いたい

この方法の最大の特徴は「精度は自分次第」という点です。ただしその分、時間的コストが大きく、頻繁な会議では現実的ではなくなるケースもあります。次に紹介するtldvのようなツールを使えば、この作業を大幅に自動化できます。

方法③:外部の文字起こし議事録AIツールを使う

Zoom本体にも文字起こし機能はありますが、「精度が物足りない」「議事録としては使いにくい」と感じたことはありませんか?
そんなときにおすすめなのが、外部のAI文字起こしツールを活用する方法です。

Nottaやtldvなどのツールを使えば、Zoomと自動連携しながら、より高精度かつ実用的な議事録を自動で作成できます。
日本語の認識精度、話者の識別、要点のハイライト、検索・共有のしやすさなど、Zoom単体ではカバーしきれない部分を補完できるのが大きなメリットです。

「手間をかけずに、正確な議事録を残したい」「チームでスムーズに共有したい」という方にこそ、ぜひ一度試してみてほしい方法です。

Notta|日本語対応の高精度AI文字起こし

項目内容
料金無料プランあり(録音120分/月)
有料プランは月1,300円〜
日本語精度◎(会話・専門用語・スピードへの対応力が高い)
Zoom対応◎(Bot不要。PC音声をそのまま取り込める)
書き起こし速度◎(リアルタイム、または数分以内)
議事録編集・共有◎(キーワード検索・要約・共有リンク・タグ付け・PDF出力に対応)
注意点Bot型ではなく、PC内での録音・文字起こし。録音通知は自動で出ないが、同意取得が望ましい

Notta(ノッタ)は、日本語に強いAI文字起こしツールの代表格です。
Zoom会議を録音し、そのまま自動で文字起こし・保存・共有まで行えるため、個人・法人問わず多くのユーザーに支持されています

特に精度面では非常に優れており、業務で使えるレベルの議事録を自動で作成できるのが最大の魅力です。

WiseGori

もうメモ帳片手にZoom出る時代じゃない。Nottaで録って、あとは確認するだけだ。


主な使い方(Zoomと併用)

  1. Nottaの公式サイトからアカウント登録(無料プランあり)
  2. Zoom会議中にNottaを起動し、PC音声を録音開始
  3. 会議終了後、録音データが自動で文字起こしされる
  4. テキスト編集・検索・共有・タグ管理が可能
  5. PDFやWordで書き出して議事録として活用できる

この方法が向いている人

  • Zoomの議事録を高精度かつ手間なく作りたい
  • 日本語の認識力が高いツールを使いたい
  • 会議記録をPDFやWord形式で整理・共有したい

Nottaの強みは「日本語でここまでの精度が出る」という点に尽きます。
録音・文字起こし・共有・編集までを1つのインターフェースで行えるため、会議のたびに議事録担当が悩む必要がなくなります

ChiefEditor

録音→文字起こし→PDF化。全部数クリック。こりゃ時短ってレベルじゃないな。

👉 Notta公式サイトを見る

tldv|リアルタイム文字起こし&議事録共有

https://tldv.io/ja/
項目内容
料金無料プランあり。有料プランは月$20前後
日本語精度◯(やや英語寄りだが日本語も対応)
Zoom連携◎(Botが自動参加。スケジュール連携も可能)
議事録の共有◎(リンク共有・Slack連携・要点ハイライト付き)
書き起こし速度◎(リアルタイムまたは即時反映)
注意点Bot参加型のため、参加者に通知が出る。正式な同意取得が望ましい

tldv(too long didn’t view)は、ZoomとGoogle Meetに対応したリアルタイム議事録ツールです。
ZoomにBotとして自動参加し、会話を録音・文字起こし・ハイライトしながら、会議終了後すぐに議事録として共有できるのが大きな特徴です。

無料プランもあり、簡単に試せるため、特にチーム利用に向いたツールです。

WiseGori

会議が終わった瞬間に議事録も終わってる。最高だな。あとで議事録書けって言われる地獄とはもうおさらばだ。


主な使い方(Zoom連携)

  1. tldvの公式サイトで無料アカウントを作成
  2. Zoomアカウントと連携(OAuth認証)
  3. 会議スケジュールにBotを招待、または手動で呼び出し
  4. Botが参加して自動で録音・文字起こしを開始
  5. 会議終了後、記録をハイライト付きで確認・共有できる


この方法が向いている人

  • チーム全体で議事録を共有したい
  • 要点だけを素早く整理・検索できるようにしたい
  • 無料で導入できる外部ツールを探している

tldvは、単なる文字起こしツールではなく、会議をそのまま「再利用できるデータ」に変換するツールです。
話の要点をハイライトし、リンクでその部分を直接再生できる機能など、実務向きの議事録共有ツールとして非常に優秀です。

ChiefEditor

「ハイライト機能、検索機能…まるで“記憶を外注する”って感じだな。チームで使えばなお強い。」

👉 tldv公式サイトを見る

目的別:Zoom会議の文字起こしツール、どれを選べばいい?

Zoomの会議を文字起こしする方法はいくつもありますが、ベストな選択は「何を重視するか」によって変わってきます。
ここでは以下の3つの目的に応じて、最適なツール・手段をご紹介します。

無料でまず試してみたい人におすすめ

気軽に始めたいなら、無料で使えるツールからがおすすめです。

ツール・手段理由
tldv(無料プラン)Zoomと自動連携し、Botが参加して議事録を生成。無料プランでも十分実用的。
Zoom録画+手動文字起こし無料アカウントでも録画は可能。根気さえあればコストゼロで運用可能。
Notta(無料枠あり)録音120分/月までは無料で使える。精度重視でまず試す価値あり。

チームで議事録を共有したい人におすすめ

社内での情報共有やプロジェクト連携を重視する場合はこちら。

ツール理由
tldv要点の自動ハイライトやタイムスタンプ、Slack連携など、共有に強い機能が豊富。

とにかく精度を重視したい人におすすめ

業務での正式な議事録や書面化を想定しているなら、精度最優先。

ツール理由
Notta日本語精度が非常に高く、誤認識が少ない。PDF出力・要約・話者分離も対応。業務利用にも安心。

まとめ:目的別おすすめ早見表

目的・ニーズ最適な選択肢
無料でまず試したいtldv、録画+手動文字起こし、Notta(無料枠)
チームで素早く共有したいtldv
精度・業務利用を最優先Notta

目的が明確になるだけで、最適なツールはすぐに見えてきます。
まずはひとつ試して、「文字起こしがあるだけで会議がここまで変わる」という体験をしてみてください。

よくある質問(Q&A)

Zoomの文字起こしや議事録作成について、よくある疑問や不安をまとめました。
「無料で使える?」「相手に通知される?」「日本語の精度はどうなの?」など、導入前に気になるポイントをわかりやすく解説します。

Q1. Zoomに無料で使える文字起こし機能はありますか?

はい、Zoomには無料で使える文字起こし機能があります。
具体的には、「サブタイトル」と「フルトランスクリプト」という2つの機能が、無料ユーザーでも利用可能です。ただし、保存できるのはフルトランスクリプトのみなので注意が必要です。

もっと高精度な文字起こしや要約が欲しい場合は、外部ツールとの併用がおすすめです。たとえば、日本語精度に優れた Notta や、録音端末と連携して使える Plaud AI は無料プランでも十分試すことができます。

Q2. Zoomの有料プランでは文字起こし機能がついてきますか?

はい。Zoomの文字起こし機能(自動字幕・フルトランスクリプト)は、無料プランでも利用可能です。ただし、管理者側で機能を有効にする必要がある点と、日本語の精度がまだ不十分なことには注意が必要です。


Q3. 録音や文字起こしは相手に通知されますか?

利用するツールによって異なります。

  • Zoomの録画機能:録画を開始すると、すべての参加者に通知が表示されます。
  • tldvやOtter.aiなどのBot型ツール:会議にBotが自動参加するため、参加者全員に可視化されます。
  • Notta のブラウザ録音など:通知は表示されませんが、相手の同意は必ず取るようにしましょう

Q4. 日本語の精度が高い文字起こしツールはどれですか?

最も評価が高いのは Notta です。
話者識別、文脈理解、要約、自動補完など、業務レベルで使える機能が揃っており、日本語での実用性はトップクラスです。

Q5. Zoom以外でも使えますか?

はい。NottaやPlaud AI、tldvなどのツールは、Google MeetやMicrosoft Teams、Skypeなどにも対応しています。
Zoom専用ではないため、複数の会議プラットフォームを併用している場合でも問題なく使えます。
Zoom専用ではないため、複数のWeb会議ツールを併用している職場環境でも柔軟に使えます

あなたに合った方法を、今日から1つ試してみよう

文字起こしツールは、目的やスタイルによってベストな選択が変わります。まずは気軽に1つ試して、会議効率がどう変わるかを体感してみてください。

  • 無料でサクッと始めたいなら → tldv
  • 精度や業務での本格活用を重視するなら → Notta
  • 録画を活用して丁寧に整理したいなら → 録画+手動文字起こしの組み合わせがおすすめ

どれか1つ導入するだけで、「文字起こしがある会議」と「ない会議」の差をはっきり実感できるはずです。
「文字起こしがある会議」と「ない会議」で、どれほど作業が変わるかを体感してみてください。

最後に:議事録作成を“やらなくていい仕事”にしよう

記録を取ること自体が目的ではなく、
後から内容を共有し、行動につなげるための情報を残すことが、議事録の本質です。

そのためには、自動化・省力化は避けて通れない選択肢です。

もしまだ文字起こしツールを使ったことがないのであれば、
まずはNottaやtldvの無料プランから、今日から一歩を踏み出してみましょう。

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この記事の監修者

OurTime代表取締役CEO/1992年生/愛知県名古屋市生まれ/立命館大学機械工学科卒業。大学在学中に立ち上げたフィットネスメディア『クールフィットネスジャパン』をきっかけに、2021年7月にOurTime株式会社を創業する。趣味は筋トレ、読書、ゴルフ、サウナ、猫もふもふ、朝のお散歩。

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