議事録をAIで作る3つの方法を徹底解説|ChatGPT・内蔵機能・専用ツール(Notta・tldv)

「議事録の作成に毎回時間を取られている」「会議中にメモを取りながら発言に集中できない」──そんな悩みを抱えていませんか?
近年はAIの進化によって、議事録作成を自動化する方法が数多く登場しています。手書きや人力での記録はすでに時代遅れ。効率化の波に乗り遅れると、無駄な工数やコストが積み重なってしまいます。

とはいえ、「AIで議事録を作れる」といっても種類はさまざま。

  • ChatGPTなどの汎用AIを使う方法
  • Google MeetやZoom、Teamsに内蔵されたAI機能を使う方法
  • Nottaやtldvといった専用ツールを使う方法

この3つに大きく分かれます。

結論から言うと、 議事録を効率的に残したいなら専用ツールの利用が最もおすすめ です。

理由はシンプルで、精度が高く、リアルタイムで使え、さらに話者識別や要約まで自動で行ってくれるからです。国内であれば Notta(ノッタ) が第一候補、海外チームとの会議が多いなら tldv(ティーエルディーブイ) も有力な選択肢になります。

本記事では、それぞれのメリット・デメリットを整理しながら比較。さらに実際に導入すべきおすすめの専用ツールについても解説します。
「無料で試せる方法」から「実務で本格的に使える有料プラン」まで幅広く紹介するので、これからAI議事録を取り入れたい方はぜひ参考にしてください。

目次

議事録AIとは?手書きはもう時代遅れ

会議の内容を正確に残す「議事録」。

これまでは、誰かが会議中に必死にメモを取り、後から清書するのが一般的でした。
しかしこの方法だと──

  • 発言を聞き漏らすリスクがある
  • 記録に追われて会議に集中できない
  • 議事録をまとめる作業に数時間かかる

といった非効率さが目立ちます。

ここで注目されているのが AIによる議事録作成(議事録AI) です。
AIを使えば、会議の音声を自動で文字起こしし、要点を要約して整理までしてくれます。従来なら数時間かかった作業が、たった数分で完了。人間が後から追記・修正するだけで、即座にチーム全体へ共有できるのが大きな魅力です。

特に最近の議事録AIは精度が向上しており、日本語でも高い認識率を誇ります。さらに「誰が話したか」を区別できる話者識別機能や、次のアクションを抽出するタスク管理機能まで備わっているため、ただの文字起こしを超えた“会議の効率化ツール”として実用化が進んでいます。

つまり議事録AIとは、
「議事録作成を自動化し、チーム全体の時間を節約する仕組み」
もはや人力でゼロから議事録を書く時代は終わり、AIをどう活用するかが業務効率のカギになっています。

議事録AIの3つの種類

議事録AIとひとことで言っても、実は大きく3つのタイプに分けられます。

「無料でとりあえず試したい」のか、「実務でがっつり活用したい」のかによっても選ぶべき方法は変わってきます。

ここではそれぞれの特徴と注意点を整理してみましょう。

① ChatGPTやNotebookLMなどの汎用AIを使う方法

もっとも手軽に試せるのが、ChatGPTやGoogleのNotebookLMといった 汎用AI を利用するやり方です。
録音した音声をアップロードすれば、自動で文字起こしや要約をしてくれるため「議事録っぽいもの」を短時間で作れます。

メリット

  • 無料または低コストで使える
  • 要約や議事録風の整理が得意
  • 複数の会議メモをまとめて管理できる

デメリット

  • リアルタイムでの文字起こしは不可
  • 話者識別ができない(誰の発言か分からない)
  • 毎回録音データを手動でアップロードする必要あり

👉 つまり、「会議の後でまとめ直す作業を軽くしたい」という人には向きますが、会議中に即座に議事録を残す用途には不向きです。

② Google Meet・Zoom・Teamsなどの内蔵AI機能を使う方法

次に便利なのが、会議サービス自体に備わっている 内蔵AI機能 です。

  • Google Meet → Gemini
  • Zoom → AIコンパニオン
  • Microsoft Teams → Copilot

といった具合に、各サービスが公式にAI議事録を提供しています。

メリット

  • 会議と同時に自動で文字起こし・要約
  • サービス内で完結するのでシンプル

デメリット

  • 利用できるのはその会議サービスだけ
  • 有料プラン加入が前提(Zoom Pro、Teams Businessなど)
  • 複数サービスを使い分ける場合はコストがかさむ

👉 「社内で使う会議サービスが統一されている」なら便利ですが、実務ではZoom・Teams・Meetを混在して使うケースも多く、その場合は使い勝手が一気に下がります。

③ Nottaやtldvなどの専用AI議事録ツールを使う方法

最後にご紹介するのが、 議事録専用ツール
代表的なものが Nottatldv です。

メリット

  • Zoom/Meet/Teamsなど複数サービスに対応
  • リアルタイムで高精度な文字起こし
  • 話者識別・要約・自動共有まで一括対応
  • 無料プランから試せる

デメリット

  • 高度な機能を使う場合は有料プランが必要
  • ある程度の学習コスト(初期設定など)は必要

👉 複数の会議サービスを横断して使えるのが大きな強み。環境に縛られず、チーム全体で効率よく議事録を残したいなら、まず候補にすべきはこのタイプです。

おすすめのAI議事録ツール2選

議事録AIを本格的に業務に取り入れるなら、専用ツールの導入がもっとも効率的です。
ここでは国内利用に強い Notta(ノッタ) と、海外チームとのやり取りに便利な tldv を紹介します。

Notta(ノッタ)|国内利用なら第一候補

項目内容
サービス名Notta(ノッタ)
提供会社Notta株式会社
対応言語58言語対応(日本語・英語・中国語など)
対応デバイスPCブラウザ / iOS / Android
対応形式録音 / リアルタイム音声 / 動画ファイル / YouTubeリンク 等
翻訳機能自動翻訳(58言語以上)あり
ファイル形式MP3 / MP4 / WAV / M4A / AAC / MOV など
無料プランあり(1ヶ月で120分まで)
有料プラン月額1,200円〜(年間契約)

Notta(ノッタ)は、Zoom・Google Meet・Microsoft Teams・Webexなどのオンライン会議を自動で録音・文字起こし・要約してくれるAI議事録ツールです。

最大の特徴は、複数言語(58言語)に対応したリアルタイム文字起こし機能
例えば、英語と日本語が混ざる会議でも、それぞれの発言を正しく認識・記録してくれます。

世界中で1,000万人以上のユーザーに利用されており、リモートワークやグローバルチームでの活用に最適です。

さらに、Chrome拡張機能を使えばYouTube動画の要約やWebページの録音・書き起こしも可能。iOS・Androidアプリも提供されており、対面の会議やインタビューにも対応できる万能ツールとなっています。

Nottaの主な機能①:AI文字起こしツール(リアルタイム対応)

Nottaの中核とも言えるのが、ZoomやGoogle Meet、Teamsなどに対応した高精度のリアルタイム文字起こし機能です。

対応プラットフォームと言語
  • 対応サービス:Zoom / Google Meet / Microsoft Teams / Webex
  • 対応言語:58言語(日本語・英語・中国語などの多言語対応)
  • 会議に参加するだけで、Nottaが自動で録音・文字起こしをスタート
  • Google MeetユーザーはChrome拡張機能を使うとより安定・高精度に記録可能

Nottaの強みは、会話内容を“録るだけでなく、使える形に整える”こと。タイムスタンプや話者識別も自動で付与されるため、あとで誰が何を言ったかがすぐに把握できます。

ゴリ兄

“誰が・いつ・何を言ったか”を正確に残せない会議なんて、ただの雑談だ。
Nottaを使えば、“話すだけで議事録ができる”時代に突入するぞ。

Nottaには「Meeting Bot」機能があり、事前に設定しておけばBotが自動で会議に参加し、録音・文字起こし・AI要約まで一括で実行してくれます。

Botの動作は会議ごとにオン・オフの切り替えが可能。定例ミーティングは自動記録、雑談会議はスキップ、といった柔軟な運用ができます。

また、Nottaは話者の区別や発言時間も自動で認識してくれるため、“誰がどこで何を言ったか”を明確に把握できます。

しかも、文字起こし後のテキスト編集も非常に簡単。話者の割り当てミスや、文章の修正も直感的に操作可能です。

Nottaの主な機能②:AIによる要約機能+マインドマップ

Nottaでは、会議終了後にAIが自動で議事録を要約してくれます。
要点整理が苦手な人でも、要約・章立て・アクション項目まで1クリックで可視化。

Nottaの主な機能③:会話分析(Conversation Insights)

フィードバックも

Nottaはただの記録ツールではなく、会話の中身を分析して改善点まで見える化します。
特に「Businessプラン」以上では、以下のような詳細データが取得できます。

分析できる項目例
  • 各話者の発言時間
  • 無言時間(沈黙)の長さ
  • 一人語りの回数・長さ(モノローグ分析)
  • 会議全体のトーンポジネガ感情分析(センチメント)
ゴリ兄

“なんか空気悪かった”を数値で見せろ。Nottaなら“会議がうまくいったかどうか”すらデータで語れる。
営業にもマネジメントにも効く、これがAI議事録の本領だ。

その他にも機能が盛り沢山。こちらの記事も御覧ください。

tldv(ティーエルディーブイ)|海外チーム向けに便利

https://tldv.io/ja/
項目内容
サービス名tldv(ティーエルディーブイ)
対応会議サービスZoom / Google Meet
主な機能リアルタイム文字起こし・要約・録画・多言語対応
無料プランあり(文字起こし・要約の基本機能)
有料プラン月20ドル前後〜(チーム向け機能あり)

tldv(too long didn’t view)は、ZoomとGoogle Meetに対応したリアルタイム議事録ツールです。
ZoomにBotとして自動参加し、会話を録音・文字起こし・ハイライトしながら、会議終了後すぐに議事録として共有できるのが大きな特徴です。

無料プランもあり、簡単に試せるため、特にチーム利用に向いたツールです。

ゴリ兄

tldvは悪くないけど、正直Nottaと比べたらワンランク下やな。国内利用なら迷わずNotta一択やで。

よくある質問(FAQ)

Q1. 議事録AIは無料で使えますか?

A. はい。ChatGPTなどの汎用AIや、tldv・Nottaの無料プランを使えば、基本的な文字起こしや要約は無料で体験できます。ただし長時間の会議や高度な機能を使う場合は有料プランが必要です。

Q2. 日本語の会議でおすすめのAIツールは?

A. 日本語の認識精度やUIの使いやすさを考えると、Notta が最も安心です。特に国内企業での導入実績が多く、Zoom・Meet・Teamsなど主要サービスを横断的に使えるのが強みです。

Q3. 英語や多言語会議に強いツールは?

A. 英語や国際会議が多い場合は、tldv が便利です。Google MeetやZoomに特化しており、多言語でのリアルタイム文字起こしと要約に対応しています。

Q4. AI議事録はセキュリティ的に安全ですか?

A. Nottaやtldvはいずれもビジネス利用を前提に設計されており、通信は暗号化されています。特にNottaは日本国内での法人導入実績も多く、セキュリティ面でも安心感があります。

Q5. 最初に試すならどの方法が良いですか?

A. まずは Nottaの無料プラン(月120分) を試すのがおすすめです。会議に自動参加してリアルタイム文字起こし・要約まで体験できるので、導入後のイメージがつかみやすいです。

ゴリ兄

悩むくらいやったら無料で触ってみぃや。5分で“人力議事録もう要らんわ”って実感するで

まとめ|議事録はAIで効率化する時代

本記事では、議事録をAIで作る3つの方法を解説しました。

  • 汎用AI(ChatGPT・NotebookLM) … 無料で要約はできるが、リアルタイム不可・話者識別なし
  • 会議サービス内蔵AI(Zoom・Meet・Teams) … 便利だがサービス縛り&有料プラン前提
  • 専用ツール(Notta・tldv) … 複数サービスに対応し、精度・機能ともに実務利用に最適

結論として、実際の業務でしっかり使いたいなら 専用ツールがベスト です。
特に国内利用では Notta が第一候補。日本語の精度、使いやすいUI、豊富な機能、そしてリーズナブルな料金プランまで揃っており、導入企業も急増しています。

一方、海外チームとの会議が多い場合は tldv も候補になります。英語や多言語会議に強く、シンプルな操作性が魅力です。

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この記事の監修者

OurTime代表取締役CEO/1992年生/愛知県名古屋市生まれ/立命館大学機械工学科卒業。大学在学中に立ち上げたフィットネスメディア『クールフィットネスジャパン』をきっかけに、2021年7月にOurTime株式会社を創業する。趣味は筋トレ、読書、ゴルフ、サウナ、猫もふもふ、朝のお散歩。

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