市場規模約90兆円のメタバースでイベントをやるためにかかる費用とは?

「メタバースでイベントを開催すると、どれくらいの費用がかかるのだろう?」 「実際の会場を借りるよりも安いなら、メタバースを利用してのイベントも考えようかな。」

こう考えている方に向けて、この記事では以下の内容をご説明します。

  • メタバースの需要増加
  • メタバースの活用事例
  • adidas Originalsの事例
  • GUCCIの事例
  • メタバースイベントにかかる費用

この記事は、5分程度で読めるので、メタバースでのイベント開催に少しでも興味がある人はぜひご覧ください。

メタバースの需要増加

近年、メタバースの需要が急速に増加しています。メタバースとは、インターネット上に存在する仮想世界のことを指し、ユーザーはアバターを通じてこの仮想空間で活動することができます。オンラインゲームやソーシャルメディアの延長として、メタバースは多くの人々の注目を集めています。

なんと、月間の平均検索ボリュームが前年比で9,900%も増加しているのです。この数字を見ると、ここ1年でメタバースの需要が急激に高まっていることが分かります。人々が仮想世界に興味を持ち、さまざまな活動をメタバースで行うようになってきています。

さらに、コロナ禍でのリモートワークやオンラインイベントの普及も、メタバースの需要増加に寄与しています。リアルなイベントが難しい状況下で、メタバースは新たな交流の場としての役割を果たしています。

メタバースの活用事例

次に、実際にメタバースを活用している事例をご紹介します。新しいビジネスや概念に挑戦することはチャレンジングですが、既にチャレンジしている企業の事例を見てみましょう。ここでは、2つの企業の具体例を取り上げます。

adidas Originalsの事例

まず1つ目は、大手ストリートスポーツブランドのadidas Originalsのメタバース導入事例です。公式サイトでも大きく取り上げられており、メタバースの可能性を強調しています。

adidas Originalsは2021年にTwitterでメタバースへの参入を発表しました。

Today we leap Into The Metaverse with @BoredApeYC, @gmoneyNFT & @punkscomic.
It’s time to enter a world of limitless possibilities.
— adidas Originals (@adidasoriginals) December 2, 2021

このツイートからも分かるように、adidas Originalsはメタバースを新たなマーケティングとコミュニケーションの場として活用しています。ユーザーは仮想空間でadidasの製品を体験したり、他のユーザーと交流したりすることができ、これまでにないブランド体験を提供しています。

GUCCIの事例

次に、ハイブランドのGUCCIの事例です。GUCCIもメタバースへの参入を公式サイトで大きく取り上げています。

GUCCIは2022年にTwitterで仮想世界への参入を発表しました。

Crafting the future, pixel by pixel. Vault is building its own virtual world on @TheSandboxGame.
Discover more リンク
— gucci (@gucci) February 9, 2022

イタリアの有名企業であるGUCCIもメタバースに参入しており、これからさらに多くの企業がメタバースに参入していくことが期待されます。GUCCIは、仮想空間でのショッピング体験を提供し、ユーザーは自宅にいながら最新のファッションアイテムを試着したり購入したりすることができます。

メタバースイベントにかかる費用

では、実際にメタバースを利用してイベントを開催するにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?

結論から申し上げますと、メタバースでのイベント開催には規模にもよりますが、約100万円以上の費用がかかります。この金額を高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれですが、メタバースを利用することで、世界中の誰でもイベントに参加でき、双方向のコミュニケーションが取れるという大きな利点があります。

実際にメタバースを利用して日本でイベントを開催した事例として、2021年3月に神戸大学大学院工学研究科グラフィクスリテラシー教育研究センターが開所式典の交流会をメタバースで行いました。このイベントには約40名が参加し、国境を越えたコミュニケーションを楽しむことができました。

現在、メタバースイベントの開催には約50万円の費用がかかりますが、将来的にはさらに安くなる可能性もあります。

メタバース市場は成長を続ける

メタバースの市場は年々拡大しています。メタバース市場は2028年には100兆円の規模になると予想されています。メタバースイベントやメタバースの世界に一歩踏み出して、先行者利益を積極的に狙いましょう。

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この記事を書いた人

OurTime代表取締役CEO/1992年生/愛知県名古屋市生まれ/立命館大学機械工学科卒業。大学在学中に立ち上げたフィットネスメディア『クールフィットネスジャパン』をきっかけに、2021年7月にOurTime株式会社を創業する。趣味は筋トレ、読書、ゴルフ、サウナ、猫もふもふ、朝のお散歩。

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