フリーランスの7つのリスクとその対策について説明します。

ウェルネス!ウェルネス・フィットネス特化の動画/Webマーケティング会社OurTimeを経営している代表の伊藤です。

フリーランスとして働くことには多くのメリットがありますが、同時にいくつかのリスクも伴います。

私自身、フリーランスとしてのキャリアを積む中で様々なリスクに直面し、それを乗り越えてきました。

ここでは、フリーランスのリスクとその対策について詳しく解説します。

目次

1. 収入の不安定さ

フリーランスは安定した給料がないため、収入が不安定になりがちです。

固定給がないため、月によって収入が大きく変動します。

例えば、ある月は多くの仕事を受けて高収入を得られても、別の月には仕事が少なくて収入が激減することがあります。

このような収入の変動は、生活費や家計の管理を難しくし、経済的な不安を引き起こします。

さらに、フリーランスは病気や休暇を取る際にも収入が途絶えるリスクがあります。

会社員の場合、休暇中も給料が支払われることが多いですが、フリーランスは働かないと収入が得られません。

そのため、予期せぬ出来事が発生したときの経済的な不安が増します。

Upworkの2020年の調査でも、フリーランサーの44%が収入の変動に直面していると回答しています​。

このように、フリーランスの収入の不安定さは、仕事の不確実性と相まって、経済的なストレスを増大させる要因となります。

収入の不安定さに対する対策

以下に収入が不安定であるというリスクに対する対策を記載します。

複数の収入源を確保する

複数のクライアントを持ち、異なるプロジェクトに取り組むことで収入の安定を図ります。

私はYouTube運営代行、ウェブマーケティング、動画制作など、多様な業務を行うことでリスクを分散していました。

緊急資金を用意する

収入が減少したときに備えて、緊急資金を蓄えておくことが重要です。

収入の一部を定期的に貯金し、最低でも3ヶ月分の生活費を確保するようにすると良いでしょう。

2. 健康リスク

長時間のデスクワークや不規則な生活リズムは、健康にさまざまな悪影響を与えます。

まず、長時間座りっぱなしでいると、血流が悪くなり、腰痛や肩こり、目の疲れなどが起こりやすくなります。これらの身体的な問題が蓄積すると、慢性的な痛みや不快感を感じるようになることがあります。

また、不規則な生活リズムは、睡眠の質を悪化させます。十分な睡眠が取れないと、日中の集中力が低下し、仕事の効率も悪くなります。

さらに、睡眠不足や生活のリズムの乱れは、ストレスや不安感を引き起こし、メンタルヘルスにも悪影響を与えます。

結果として、うつ病や不安障害のリスクが高まることもあります。

健康を維持するためには、適度な運動やストレッチを取り入れ、規則正しい生活リズムを心がけることが重要です。

健康リスクに対する対策

以下に健康リスクに対する対策を記載します。

定期的な運動

毎日のルーチンに運動を取り入れることが重要です。

私は筋トレを日課にし、意識的に体を動かしています。

健康的な生活習慣

バランスの取れた食事と十分な睡眠を心がけましょう。

毎日規則正しい食事を摂り、一定の時間に就寝するようにしています。

3. 孤独感

フリーランスの仕事は、多くの場合、一人で進めることが多いです。

自宅やカフェなどでパソコンに向かって作業するため、他の人と直接会う機会が少なくなります。そのため、孤独を感じやすくなることがあります。

孤独感は、精神的なストレスを引き起こし、やる気を失わせたり、メンタルヘルスに悪影響を及ぼしたりすることがあります。

特に、問題や悩みを共有する相手がいないと感じると、気持ちが落ち込みやすくなります。

孤独感に対する対策

以下に孤独感に対する対策について解説します。

コワーキングスペースの利用

他のフリーランサーと交流できるコワーキングスペースを利用しましょう。

オンラインコミュニティの参加

フリーランサー向けのオンラインコミュニティに参加し、情報交換やサポートを受けることも有効です。

4. クライアントとのトラブル

フリーランスの仕事では、クライアントとの間で契約内容の誤解や支払いの遅延といったトラブルが発生することがあります。

たとえば、仕事の範囲や納期について明確にしていなかった場合、クライアントの期待と自分の認識がずれてしまい、不満や不信感が生じることがあります。

また、仕事を終えてもクライアントからの支払いが遅れることもあります。

これは、生活費や他の支出に影響を与え、経済的な不安を引き起こす原因となります。

こうしたトラブルを避けるためには、最初に契約内容を詳しく確認し、書面で合意することが重要です。

納期や報酬、支払い条件などを明確にし、双方が納得してから仕事を始めることで、誤解を防ぐことができます。

また、支払いの遅延を防ぐために、定期的に進捗報告を行い、クライアントとのコミュニケーションを密に保つことも効果的です。

クライアントとのトラブルの対策

クライアントとのトラブルの対策

明確な契約書の作成

すべてのプロジェクトにおいて、業務内容、納期、報酬、支払い条件などを明確に記載した契約書を作成しましょう。

私もすべての取引において契約書を交わし、トラブルを未然に防いでいます。

定期的なコミュニケーション

クライアントと定期的にコミュニケーションを取り、進捗状況を報告することで、誤解を防ぎ、信頼関係を築くことができます。

5. 市場競争

フリーランス市場は競争が非常に激しく、新しいクライアントを獲得するのが難しいことがあります。

多くのフリーランサーが同じスキルやサービスを提供しているため、クライアントに選ばれるためには他と差別化する必要があります。

まず、自分のスキルや実績を明確にアピールすることが重要です。

ポートフォリオを作成し、これまでの仕事の成果を具体的に示すことで、クライアントに信頼感を与えることができます。

また、専門性を持つ分野を絞り込み、その分野での経験や知識を強調することも有効です。

さらに、ネットワーキングも大切です。業界のイベントに参加したり、オンラインコミュニティで交流したりすることで、新しいクライアントと出会う機会を増やすことができます。

紹介を通じて仕事を得ることも多いので、人脈を広げることは大いに役立ちます。

最後に、クライアントとの信頼関係を築くことが長期的な成功につながります。良い仕事を提供し、誠実な対応を心掛けることで、リピーターや紹介を増やすことができます。

市場競争にまけないための対策

差別化

自分の強みや専門分野を明確にし、他のフリーランサーとの差別化を図りましょう。

差別化を図るには自分の強みを明確化しておく必要があります。

継続的なスキルアップ

最新のスキルやトレンドに敏感になり、継続的に学び続けることが重要です。

オンラインコースやワークショップに参加し、常にスキルをアップデートしています。

6. 法律や税務の知識不足

フリーランスとして働く際、法律や税務に関する知識が不足していると、予期せぬトラブルや罰金のリスクがあります。

たとえば、契約書の内容を理解せずにサインしてしまうと、後で不利な条件に気づいても修正が難しくなることがあります。

また、税金の申告や納付を正しく行わないと、税務署からペナルティを受ける可能性があります。

こうしたリスクを避けるためには、基本的な法律や税務の知識を身につけることが重要です。

まず、契約書の基本的な構成や注意点を学び、自分が不利にならないように内容を確認する習慣をつけましょう。必要に応じて、専門家のアドバイスを受けることも有効です。

また、税務に関しては、どのような経費が認められるか、どのタイミングで申告を行うべきかなどの基本を理解しておくことが大切です。

税理士に相談することで、正確な申告や納税ができるようになります。

フリーランスとして成功するためには、仕事のスキルだけでなく、法律や税務に関する知識も欠かせません。

これらの知識をしっかりと身につけることで、安心して仕事に取り組むことができます。

法律や税務の知識不足への対策

専門家のサポートを受ける

税理士や弁護士などの専門家のサポートを受けることで、適切な税務処理や法的対策を行うことができます。

私は税理士に相談し、税務処理を適切に行っています。

自己学習

基本的な法律や税務の知識を身につけるために、書籍やオンラインリソースを活用して自己学習を行いましょう。

7. モチベーションの維持

フリーランスとして長期間同じ仕事を続けていると、モチベーションが低下することがあります。

これは、単調な作業が続くことでやる気が減少し、仕事に対する興味や情熱が薄れてしまうためです。

仕事がマンネリ化すると、新しい挑戦や成長の機会が少なくなり、達成感や満足感を得にくくなります。

フリーランスは一人で仕事をすることが多いため、同じ作業を繰り返す中で刺激が少なく、精神的な疲れや倦怠感を感じやすくなります。

また、モチベーションが低下すると、仕事の効率や品質にも影響が出ることがあります。

結果として、クライアントからの評価が下がり、新しい仕事の依頼が減る可能性もあります。

このように、モチベーションの低下はフリーランスにとって大きな課題となり得ます。

長期間同じ仕事を続けることで感じるモチベーションの低下は、仕事の満足度や成果に直結する重要な問題です。

モチベーションの維持が難しいときの対策

目標設定

短期的および長期的な目標を設定し、それに向かって努力することでモチベーションを維持しましょう。

私もなるべく新しい目標を持つように心がけています。

リフレッシュ

定期的に休息を取り、リフレッシュすることで、心身のバランスを保つことが重要です。

8. 資金繰りの難しさ

フリーランスは、収入が不安定なため、資金繰りが難しくなることがあります。

特に仕事が少ない期間には、経済的な不安が大きくなります。これは、フリーランスの仕事の性質上、毎月の収入が一定でないからです。多くのフリーランサーは、仕事が多い月には高い収入を得ることができる一方で、仕事が少ない月には収入が大幅に減少することがあります。

この変動が、生活費や他の経済的な責任を果たす上での不安を引き起こします。

また、突然の支出や予期しない経済的なトラブルに対する備えが不足していることもあります。フリーランスは、病気や事故などで働けなくなった場合にも、収入が途絶えるリスクを抱えています。

このため、経済的な安定を維持するのが難しく、常に不安を感じることが少なくありません。

こうした不安は、フリーランスとしての長期的なキャリアや生活の質に影響を与える可能性があります。

資金繰りが難しいときの対策

緊急資金の確保

緊急時に備えて、十分な資金を蓄えておくことが重要です。

定期的な収入源の確保

長期的なプロジェクトや定期的なクライアントを確保することで、安定した収入を得ることができます。

9. 仕事の波に対応する

フリーランスの仕事量は、季節や市場の動向によって大きく変動します。これにより、安定した収入を得ることが難しくなり、仕事の波に対応するのが大変です。

例えば、特定の季節に需要が高まる業界では、その期間に多くの仕事を得られる反面、オフシーズンには仕事が減少します。ウェブデザインやライティングなどのフリーランス業務でも、企業の予算やマーケティングキャンペーンのタイミングに影響を受けやすいです。

2020年のUpworkの調査によると、フリーランサーの約44%が収入の変動に苦しんでいると回答しています。

また、Freelancers Unionの調査でも、多くのフリーランサーが仕事の波に対応するために、複数のクライアントを持つことや異なるサービスを提供するなどの工夫をしていることが明らかになっています​。

仕事量の変動は、計画的な資金管理を難しくし、予期せぬ支出や経済的な不安を引き起こすことがあります。

このため、フリーランサーは常に市場の動向を注視し、需要が高まる時期を見越して準備を進めることが求められます。

仕事の波が激しいときの対策

バックアッププランの準備

仕事が少ない時期に備えて、バックアッププランを準備しておくことが重要です。

効率的な時間管理

忙しい時期とそうでない時期のバランスを取り、効率的に時間を管理することで、波に対応しやすくなります。

まとめ

フリーランスとして働くことには多くのリスクが伴いますが、適切な対策を講じることでこれらのリスクを管理し、成功を収めることができます。

収入の不安定さ、健康リスク、孤独感、クライアントとのトラブル、市場競争、法律や税務の知識不足、モチベーションの維持、資金繰りの難しさ、仕事の波など、さまざまな課題に対して具体的な対策を実践することで、フリーランスとしてのキャリアを築いていくことができます。

皆さんもこれらの対策を参考にしながら、フリーランスとしての成功を目指していただけましたら幸いです。

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この記事を書いた人

OurTime代表取締役CEO/1992年生/愛知県名古屋市生まれ/立命館大学機械工学科卒業。大学在学中に立ち上げたフィットネスメディア『クールフィットネスジャパン』をきっかけに、2021年7月にOurTime株式会社を創業する。趣味は筋トレ、読書、ゴルフ、サウナ、猫もふもふ、朝のお散歩。

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