【Luma AI】動画生成AIのDream Machineとは？動画制作会社でも業務に使える？実際に10動画作ってみた。

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今回は最近話題の動画生成AIのDream Machineをご紹介します。

実際に、私たちもこのDream Machineを使って10本の動画を作成してみました。その結果、どのように使えるのか、その実力を検証しました。

果たして、Dream Machineは業務で使えるのか、詳しくご紹介します。

Dream Machineとは

Dream Machineは、Luma AIが開発した最新の動画生成AIツールです。

このツールを使えば、簡単なテキストや画像を入力するだけで、高品質でリアルな動画を作成できます。

動画制作の専門知識がなくても、誰でも使えるのが特徴です。

動画生成AI｜Dream Machineの特徴

Dream Machineの特徴をご紹介します。

1. 高品質な動画生成

Dream Machineの最大の魅力は、その高品質な動画生成能力です。わずか120秒で5秒間（120フレーム）の動画を作成できます。この短い時間で、滑らかな動きや映画のようなカメラワーク、ドラマチックな動画が生成されます。

2. 簡単な操作

使い方はとてもシンプルです。Googleアカウントでログインし、テキストや画像を入力するだけです。特別な技術や知識がなくても、誰でも簡単に動画を作成できます。

動画生成AI｜Dream Machineの使い方

Dream Machineの使い方をご紹介します。

ステップ1：ログイン

まず、Luma AIのサイトにアクセスして、Googleアカウントでログインします。このステップで、Dream Machineのすべての機能にアクセスできます。

ステップ2：テキストプロンプトの入力

TRY NOWよりテキストプロンプトを入力する。

ステップ3：画像のアップロード（オプション）

画像から動画を生成したい場合は、画像をアップロードします。

例えば、「かわいい猫の画像」をアップロードし、その猫がどのように動くかをテキストで指示します。

ちなみにこれはオプションなのでテキストだけでOKです。

ステップ4：動画の生成

「生成」ボタンをクリックすると、動画の生成が始まります。

数分待つと、動画が完成します。生成された動画は「Your Creations」に表示され、クリックするとプレビューできます。

Dream Machineの料金プラン

Dream Machineには、無料プランと有料プランがあります。以下がその詳細です。

プラン名	料金	動画生成数	商用利用
無料プラン	無料	月に30回まで	不可
標準プラン	月額29.99ドル	月に120回まで	可
プロプラン	月額99.99ドル	月に400回まで	可
プレミアプラン	月額499.99ドル	月に1200回まで	可

Dream Machineの使い方の3つのコツ

Dream Machineの使い方の3つのコツをご紹介します。

コツ①詳細なプロンプトを入力する

より具体的なプロンプトを入力することで、より精密な動画を生成できます。

例えば、「大きな青いドラゴンが夕日に向かって飛んでいる」というように、詳細に描写することが重要です。

コツ②画像と組み合わせる

画像をアップロードし、その画像に動きを加えるプロンプトを入力すると、よりリアルな動画が生成されます。

例えば、「公園で遊ぶ犬の画像」をアップロードし、「犬がボールを追いかける」と指示することで、いい動画ができるかもしれません。(保証はしません笑)

コツ③Enhance prompt機能を活用する

「Enhance prompt」にチェックを入れると、プロンプトの情報に重みをつけて、より詳細な動画を生成することができます。

これは基本的に毎回チェックすると良いと思います。

Dream Machineを使って実際に動画を作ってみた

実際に動画をつくってみました。

1.かっこいいおしゃれな車が緑の街なかを走っている

A stylish, sleek car driving through a green urban landscape.

プロンプト

項目	説明
プロンプト粒度	粗い
エンハンス機能	使用した
画像から生成	使用していない
テキストから生成	使用した

まずはお手並み拝見。これはいい具合に出来たのではないでしょうか？

近未来的な雰囲気がかっこいいですね。

2.かっこいいおしゃれな車が緑の街なかを走っている(Extend機能を使用)

A Japanese person running above the clouds, engaging in a car chase with another car. The sky is filled with stars, and the green landscape is replaced with a red one, creating a fantastical atmosphere.

プロンプト

項目	説明
プロンプト粒度	細かい
エンハンス機能	使用した
画像から生成	使用していない
テキストから生成	使用した

こちらは、雲の上を走る日本人が、もう一台の車とカーチェイスを繰り広げている。空には星が輝き、緑の風景は赤い風景に置き換わり、幻想的な雰囲気を醸し出している。

というプロンプト日本語から英語訳にして渡しました。

エクステンド機能と言って、さきほど作成した動画に対して追加の要望をしてみた形です。

なかなか、渋い仕上がりになっている気がしますが・・・

もう一つの車が見当たらないです。確かに後半で幻想的な風景になっている。

3.日本人が雲の上を走っている。

A Japanese person running above the clouds

プロンプト

生成された日本人が雲の上を走っている画像は、期待していた品質に至らなかったです・・・笑

アニメで生成されているし、なんかでかい女の子が雲の上に隠れているし・・・

とはいえ改善される気もしないです。

ただ、プロンプトの粒度はかなり粗いのはこの動画が至らなかったポイントかも知れません。

項目	説明
プロンプト粒度	粗すぎる
エンハンス機能	使用した
画像から生成	使用していない
テキストから生成	使用した

4.マッチョな日本人がベンチプレスをしている。

マッチョな日本人がベンチプレスをしている。

プロンプト

今回は日本語のプロンプトでやってみました。

これは単純なプロンプトなので、読み取ってくれると想いきや・・・・

ベンチプレスではなくバイセプスカールをしていました。

でも、動画の質感とかはオーセンティックな感じがあり非常に個人的には好みではあります。

項目	説明
プロンプト粒度	粗いが、簡潔である
エンハンス機能	使用した
画像から生成	使用していない
テキストから生成	使用した

5.画像を使用して喋らせる

Speaking

プロンプト

ミッドジャーニーを活用して作成した動画を、Dream machineで静止画に喋らせることに挑戦してみました。果たしてどのようになるのでしょうか？

正直なところ、最初はかなりうまくいっていましたが、途中で壁にのめり込んでしまいました。

一番最後の両手を広げるシーンなんかはアメリカンですよね。日本人ぽくはない。このあたりも改善されるのか？

項目	説明
プロンプト粒度	粗い
エンハンス機能	使用した
画像から生成	使用した
テキストから生成	使用した

6.FPVドローンの映像

項目	説明
プロンプト粒度	細かい
エンハンス機能	使用した
画像から生成	使用していない
テキストから生成	使用した

An FPV drone is flying around Japanese temples and shrines. It starts from a high vantage point, and the moment it passes through the torii gate, the scenery changes, transitioning to footage of a European castle. After that, it passes through a stone gate and dives into the ocean.

プロンプト

日本語訳をすると、FPVドローンが日本の寺社仏閣をまわっている。

はじめは、高い視点からスタートをして、鳥居をくぐった瞬間に、景色が変わり、ヨーロッパの城の映像に切り替わる。

その後、石で出来た門をくぐり、海に潜る。

でしたが、5秒程度では表現できななかったようです。

しかし、わりときれいな映像かなぁとは思います。あと、鳥居という言葉が理解できなかったみたいですね。

7.アジア人女性が電車に揺られている様子

項目	説明
プロンプト粒度	ふつう
エンハンス機能	使用した
画像から生成	使用していない
テキストから生成	使用した

An Asian woman swaying on a train. The focus is on her face. Cinematic.

プロンプト

電車に揺られるアジア人の女性。顔にフォーカスしている。シネマティック。

です。英語訳して渡しました。

これはかなりハイクオリティなのではないでしょうか？

具体かつ、しっかりと寄りでフォーカスしていると良い映像がつくれるのかもしれません。

8.宇宙飛行士が渋谷をスキップしている様子

項目	説明
プロンプト粒度	ふつう
エンハンス機能	使用した
画像から生成	使用していない
テキストから生成	使用した

An astronaut is running through the streets of Shibuya, Tokyo.

プロンプト

宇宙飛行士が東京の渋谷の街を走っている様子を作ってみました。

まぁまぁひどいですwww

最後のフェードアウト具合は悲しいです。

9.おばあちゃんが爆速で走っている様子

項目	説明
プロンプト粒度	ふつう
エンハンス機能	使用した
画像から生成	使用していない
テキストから生成	使用した

An Asian grandmother running extremely fast. Cinematic.

プロンプト

めちゃくちゃ早く走っているアジア人のおばあちゃん。シネマティック。

これは正直かなりイケている。

10.跳び箱を飛びそのまま宇宙にいくゴリラ

項目	説明
プロンプト粒度	ふつう
エンハンス機能	使用した
画像から生成	使用していない
テキストから生成	使用した

A gorilla that jumped over a 50-step vaulting box and went straight into space.

プロンプト

50段くらいの跳び箱をとんでそのまま宇宙にいってしまったゴリラというプロンプトを英語にして渡しました。

まあ、イケないとはなんとなくわかってましたが。

ちょっと抽象度が高いとAIはクリエイティビティを発揮してしまうので、そこは人間に対する指示と同じで細かくしてあげましょう。

まだ、細かくしても厳しいとは思いますが・・・・

ChatGPTとかはかなり適当に投げても精度は高くなっているので、ここも機械学習なので学んでくれることでしょう。

Dream Machineの今後の展望

Dream Machineは、まだ技術的な課題を抱えている部分もあります。

例えば、複雑な動きや複数人が登場するシーンでは、生成された動画が期待通りにいかないこともあります。

しかし、Luma AIはこの技術をさらに発展させるために、継続的にアップデートを行っています。

今後のアップデートにより、より高度な動画生成が可能になることが期待されます。

特に、複数のキャラクターが自然に動き回るシーンや、より複雑な動きを再現する技術の向上が期待されています。

動画制作会社の視点から｜業務に使えるのか？

Dream Machineを業務に活用するには、まだ技術的な課題があります。

複雑な動きや複数人が登場するシーンでは、生成された動画が期待通りにならないことがあります。また、商用利用には有料プランが必要であり、コスト面でも検討が必要です。

現在のところ、Luma AIは技術の向上を目指して継続的にアップデートを行っていますが、現時点では業務での本格的な使用にはまだ難があります。

例えば、マーケティングキャンペーンや教育用コンテンツの制作には一定の品質が求められるため、プロフェッショナルな動画制作ツールや専門知識が必要な場面も少なくありません。

今後の技術進化に期待しつつ、現状では試験的な利用や内部トレーニング用としての利用に留めるのが賢明です。

まとめ

Dream Machineは、簡単に高品質な動画を生成できる画期的なツールです。

特別な技術や知識がなくても、誰でも簡単に使うことができ、教育、マーケティング、ソーシャルメディアなど、様々な用途に活用できます。

無料プランでも十分に楽しめますが、商用利用やより多くの動画を作成したい場合は、有料プランの利用を検討してみてください。

今後の技術の進化とともに、さらに多くの可能性が広がることでしょう。

ただ、まだまだ業務で使うとなると厳しいのかな〜とも思いました。