フリーランス(でなくても)にとって健康管理は「最も重要」です。

ウェルネス!ウェルネス・フィットネス特化の動画/Webマーケティング会社OurTimeを経営している代表の伊藤です。

フリーランスとして働くことは自由で魅力的ですが、同時に健康管理が非常に重要です。

私自身、フリーランスとしてのキャリアを積む中で、健康を維持することの大切さを痛感しました。

この記事では、フリーランスが直面しやすい健康問題とその対策について詳しくお話しします。

そもそも「健康」とは?定義からお伝えします。

健康とは、ただ病気や怪我がない状態を指すだけでなく、心身ともに良好な状態を維持することを意味します。

1948年に発効されたWHO憲章では、前文において「健康」を次のように定義しています。

「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」

健康の定義

特にフリーランスは自分自身のケアが必要であり、健康管理が仕事の質や生産性に直結します。

まずは、なぜ健康管理がもっとも重要かという説明をいたします。

次に、精神的健康、身体的健康、社会的健康の三つの側面について見ていきましょう。

目次

なぜ健康管理が最も重要なのか?

端的に、健康管理が最も重要なのは、健康を損なうと働けなくなるからです。

病気や怪我で仕事ができなくなると、収入が途絶えたり、仕事の進行に支障が出たりします。

特にフリーランスや自営業の人にとって、休業中のサポートが少ないため、健康を維持することは死活問題です。

例えば、過労で倒れたり、慢性的な病気にかかると、回復に時間がかかり、その間の仕事が全て止まってしまいます。

健康管理を怠ると、短期的な影響だけでなく、長期的なキャリアにも悪影響を及ぼす可能性があります。

だからこそ、日々の健康管理が非常に重要なのです。

健康管理をすることによる仕事への3つの好影響

1.生産性が向上する

健康管理がしっかりできていると、集中力やエネルギーが維持されるため、生産性が向上します。

例えば、十分な睡眠を取ることで、翌日の集中力が高まりますし、定期的な運動をすることで体力がつき、疲れにくくなります。

また、バランスの取れた食事を摂ることで、必要な栄養が体に行き渡り、エネルギーが持続します。

逆に、健康を疎かにすると、疲れやすくなり、仕事の効率が落ちてしまいます。

例えば、睡眠不足だと注意力が散漫になり、ミスが増えることがあります。

ですので、健康管理は生産性を高めるために非常に重要です。

2.中長期的に働ける

フリーランスにとって、自己管理は非常に重要です。健康を維持することで、長期間にわたり安定して仕事を続けることができます。

健康管理がしっかりできていると、病気や怪我で仕事ができなくなるリスクを減らすことができるからです。例えば、毎日の運動やバランスの良い食事を心がけることで、体調を良好に保つことができます。

また、定期的な健康診断を受けることで、早期に異常を発見し、対処することも重要です。

こうした日々の健康管理を続けることで、フリーランスとしてのキャリアを長期的に維持し、安定して働くことができるのです。

3.ストレスの軽減

健康的な生活習慣を取り入れることで、ストレスを軽減し、心の健康を保つことができます。

例えば、定期的な運動はストレスを和らげ、気分をリフレッシュさせる効果があります。

また、十分な睡眠を取ることで、心身ともにリラックスしやすくなります。バランスの良い食事も、栄養をしっかり摂ることで体調が整い、ストレスに強くなります。

ストレスが少ないと、心が落ち着き、クリエイティブな発想がしやすくなります。

その結果、仕事の質も向上します。リラックスした状態では、問題解決のアイデアが浮かびやすくなり、効率よく作業を進めることができるのです。

健康的な生活習慣は、心身の健康を保つだけでなく、仕事のパフォーマンスを高める重要な要素です。

フリーランスの健康管理|精神的健康

フリーランスにとって、精神的健康の維持は重要です。

精神的に安定していると、創造力や集中力が高まり、効率よく仕事を進めることができます。ストレス管理と休息が鍵となります。

1. 孤独感による精神的健康への悪影響

フリーランスは一人で作業を行うことが多く、職場での同僚との交流がないため、孤独感を感じやすいです。

この孤独感は精神的なストレスとなり、やる気の低下やうつ状態を引き起こすことがあります。

孤独感が健康に及ぼす影響については多くの研究があります。

例えば、イギリスの調査によると、孤独感を感じる人々はうつ病のリスクが32%高いことが示されています。

また、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究では、孤独感が免疫系を弱体化させ、慢性疾患のリスクを29%高めることが明らかになっています。

対策:孤独感

孤独感を軽減するためには、定期的な人との交流が大切です。

コワーキングスペースを利用することで、他のフリーランサーやリモートワーカーと交流する機会を得られます。

これにより、孤独感を和らげ、情報交換や新たなアイデアを得ることができます。

また、業界イベントやセミナーに参加することも有効です。専門知識を深めるだけでなく、同じ業界の仲間と出会う機会を作ることで、共感やアドバイスを得られる場が増えます。

2. 不安定な収入による精神的健康への悪影響

フリーランスの収入は月ごとに大きく変動することがあり、経済的な不安を引き起こします。

この不安はストレスとなり、精神的な健康に悪影響を及ぼすことがあります。

不安定な収入が精神的健康に与える影響についての研究では、収入の不安定さがストレスレベルを高めることが示されています。

アメリカ心理学会(APA)の調査によれば、収入が不安定な人々の57%がストレスを感じると報告しており、安定した収入を持つ人々の35%と比較しても高い割合です。

対策:不安定な収入

収入と支出をしっかり管理し、月々の予算を設定することで、経済的不安を軽減することが重要です。

また、不測の事態に備えて、少なくとも3〜6ヶ月分の生活費を貯金しておくことも大切です。

緊急資金があれば、収入が不安定な月でも精神的な安心感を得られます。

これにより、経済的不安が軽減され、精神的なストレスも減少します。

3. ワークライフバランスが崩れて疲弊する

フリーランスは仕事の時間とプライベートの時間の境界が曖昧になりがちで、過労やストレスの原因となります。

これにより、心身ともに疲れ切ってしまうことがあります。

ワークライフバランスの崩壊が健康に与える影響については、さまざまな研究があります。

米国国立労働安全衛生研究所(NIOSH)の調査では、ワークライフバランスが取れていない人々の40%が高ストレスを感じていると報告しています。

これに対し、バランスが取れている人々の20%と比較しても、倍の割合です 。

対策:ワークライフバランス

ワークライフバランスを保つためには、明確な作業時間を設定することが重要です。

仕事の時間をきっちりと決め、休息の時間も確保することで、オンとオフの切り替えがしやすくなります。

また、適度な休息を取ることも大切です。

長時間の作業は集中力を低下させ、効率を悪化させます。

1時間ごとに短い休憩を取り、ストレッチや軽い運動をすることでリフレッシュしましょう。

また、週末には仕事から完全に離れ、趣味や家族との時間を楽しむことが重要です。

これにより、精神的な疲労を軽減し、リフレッシュすることができます。

まとめると・・・

フリーランスとして働く上で、精神的健康を壊す要因として「孤独感」「不安定な収入」「ワークライフバランスの崩壊」が挙げられます。

これらの要因に対しては、定期的な人との交流や財務管理、明確な作業時間の設定など、具体的な対策を講じることが重要です。

精神的に安定した状態を保つことで、フリーランスとしての仕事の質や効率が向上し、より充実した生活を送ることができます。

フリーランスの健康管理|身体的健康

フリーランスの仕事スタイルは自由ですが、身体的健康を損なう要因がいくつか存在します。

ここでは、代表的な3つの要因とそれぞれの対策を紹介します。

1. 長時間のデスクワーク

長時間の座位作業は、腰痛や肩こり、目の疲れなどの問題を引き起こします

アメリカン・カンセー・ソサエティの研究では、1日に6時間以上座っている人々は、4時間未満の人々と比べて総死亡率が19%高いことが示されています。

また、イギリスの研究では、デスクワーカーの60%が定期的に腰痛を経験していると報告されています。

対策:定期的な運動

1日に30分程度の軽い運動を取り入れることが重要です。

運動は筋肉の緊張をほぐし、血流を促進します。私自身も筋トレや散歩を習慣にしています。

ジョギングは心肺機能を向上させ、ヨガは柔軟性と心のリラックスを促します。

また、仕事の合間にストレッチを行うことで、体の緊張をほぐし、長時間の座位作業による負担を軽減できます。

研究によると、1日に2回の短いストレッチセッションを行うことで、肩こりや腰痛の発生率を30%低減できることが示されています。

2. つい働きすぎてしまう

フリーランスは自分で仕事量を管理するため、働きすぎることがよくあります。

過労は心身に重大な影響を及ぼし、慢性疲労、睡眠不足、心血管疾患のリスクを高めます。

日本労働者健康状況調査によれば、過労死のリスクは長時間労働を続けることで3倍に増加することが示されています。

また、ストレスによる心身の健康悪化も報告されています。

対策:明確な作業時間の設定

働きすぎを防ぐためには、明確な作業時間を設定することが重要です。

仕事の時間をきっちりと決め、休息の時間も確保することで、オンとオフの切り替えがしやすくなります。

また、定期的な休暇を取ることで、リフレッシュし、仕事の効率を保つことができます。

3. 睡眠が不足する

睡眠不足は、免疫力の低下、集中力の欠如、心身の疲労を引き起こします。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の研究によれば、毎晩7時間未満の睡眠を取る成人は、心血管疾患や糖尿病のリスクが高まるとされています。

また、睡眠不足は生産性の低下を招き、仕事の効率を著しく低下させることがわかっています。

National Sleep Foundationの調査では、睡眠不足により仕事のパフォーマンスが33%低下することが示されています。

対策:十分な睡眠を確保する

質の良い睡眠を取るためには、規則正しい生活リズムを保つことが重要です。

毎晩同じ時間に寝て同じ時間に起きることで、体内時計を整えましょう。

また、寝る前のリラックス時間を設けることも効果的です。

例えば、電子機器の使用を控え、読書や瞑想を行うことで、心身を落ち着かせて眠りに入りやすくなります。

さらに、寝室の環境を整えることも大切です。

適切な温度と暗さを保ち、快適な寝具を使用することで、質の良い睡眠を確保できます。

まとめると・・・

フリーランスとして働く上で、身体的健康を損なう要因として「長時間のデスクワーク」「働きすぎ」「睡眠不足」が挙げられます。

これらの要因に対しては、定期的な運動、明確な作業時間の設定、そして十分な睡眠を確保することが重要です。

これらの対策を講じることで、身体的な健康を維持し、フリーランスとしての仕事の質や効率を向上させ、より充実した生活を送ることができます。

フリーランスの健康管理|社会的健康

フリーランスとして働く上での社会的健康の維持についてお話しします。

フリーランスの仕事スタイルは自由ですが、社会的健康を損なう要因がいくつか存在します。

ここでは、代表的な3つの要因とそれぞれの対策を紹介します。

1. 社会的なつながりの喪失

フリーランスとして働くと、社会的なつながりが希薄になりがちです。会社員時代のようなチームとのつながりがないため、社会的孤立を感じることがあります。

アメリカン・サイコロジカル・アソシエーションの調査によれば、社会的孤立を感じる人々は、心血管疾患のリスクが29%高く、全死亡リスクが26%増加することが示されています。

対策:社会的つながりを維持する

社会的つながりを維持するためには、ネットワーキングが効果的です。

業界のイベントやオンラインコミュニティに積極的に参加し、他のフリーランサーやプロフェッショナルとつながりを持つことが大切です。

私はLinkedInを活用して、業界の最新情報をキャッチしつつ、ネットワークを広げています。

これにより、仕事の機会を広げるだけでなく、共感やサポートを得ることができます。

2. コミュニケーション不足

フリーランスは一人で作業を行うことが多いため、他人とのコミュニケーションが不足しがちです。

コミュニケーション不足は、精神的ストレスを引き起こし、社会的孤立感を深めることがあります。

ハーバード大学の研究によれば、良好な社会的関係を持つ人々は、ストレスを感じる割合が30%低く、幸福度が高いことが示されています。

対策:定期的なミーティング

コミュニケーション不足を防ぐためには、定期的なミーティングを設けることが重要です。

オンライン会議ツールを使って、他のフリーランサーやクライアントと定期的にコミュニケーションを取ることで、情報交換やフィードバックを受ける機会を作りましょう。

私は週に一度、他のフリーランサーとオンラインミーティングを行い、仕事の進捗やアイデアを共有しています。

3. 孤立感がとんでもない

やはり孤立感はフリーランスにとって大きな問題です。

孤立感が強まると、うつ病や不安障害のリスクが高まります。

世界保健機関(WHO)の調査によれば、社会的孤立感を感じる人々は、うつ病のリスクが1.5倍高いことが示されています。

対策:ボランティア活動もしくは趣味にうちこむ

孤立感を軽減するためには、ボランティア活動に参加することが効果的です。

ボランティア活動を通じて、社会とのつながりを感じ、新しい人々と出会い、社会的つながりを築くことができます。

私は家族や猫の存在で、孤立感を和らげています。

まとめると・・・

フリーランスとして働く上で、社会的健康を損なう要因として「社会的なつながりの喪失」「コミュニケーション不足」「孤立感の増加」が挙げられます。

これらの要因に対しては、ネットワーキング、定期的なミーティング、ボランティア活動など、具体的な対策を講じることが重要です。

社会的に健康な状態を保つことで、フリーランスとしての仕事の質や効率が向上し、より充実した生活を送ることができます。

まとめ

フリーランスとして働く上で、メンタルヘルス、身体的健康、社会的健康を維持することは非常に重要です。

皆さんも、健康を大切にしながら、フリーランスとしての成功を目指してください。

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この記事を書いた人

OurTime代表取締役CEO/1992年生/愛知県名古屋市生まれ/立命館大学機械工学科卒業。大学在学中に立ち上げたフィットネスメディア『クールフィットネスジャパン』をきっかけに、2021年7月にOurTime株式会社を創業する。趣味は筋トレ、読書、ゴルフ、サウナ、猫もふもふ、朝のお散歩。

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