YouTubeで視聴回数が多い動画は信頼性も高いのか?という研究
YouTubeで視聴回数が多い動画は信頼性も高いのか?という面白い研究がありましたので共有させていただきます。
この研究はキネシオテーピングという主に理学療法やリハビリテーションの分野で使用される筋骨格系のサポート方法というキーワードに焦点を当てたものなのですが、YouTubeの他のキーワードにも応用がきくかもしれないと思ったので、共有させていただきます。
要約
2023年のMersin University Medical Schoolの研究の目的は、キネシオテーピング(KT)に関するYouTube動画の信頼性と品質を評価することです。
2021年11月10日に「Kinesiotaping」のキーワードでYouTubeを検索し、最初の200本の動画を評価しました。
評価には、ビデオパワー指数(VPI)、修正版DISCERNスコア(M-DISCERN)、グローバル品質スコア(GQS)が用いられました。
98本の動画が評価され、そのうち42.9%が高品質、36.7%が低品質、20.4%が中程度の品質と分類されました。
GQS、M-DISCERN、VPIの間には有意な正の相関が見られました(p<0.001)。
低品質の動画では、視聴回数や視聴回数/日数、いいねの数、動画の長さ、コメント数が中程度および高品質の動画よりも有意に低いことがわかりました(p<0.05)。
KTに関するYouTube動画の品質は中程度であり、品質と信頼性が向上するにつれて人気も高まることが示されました。
研究方法
この研究は、2021年11月10日に「Kinesiotaping」のキーワードを用いてYouTubeで検索を行い、最初の200本の動画を評価対象とする横断的研究です。
検索にはGoogle Chromeのシークレットモードを使用して、過去の検索履歴が結果に影響しないようにしました。
評価には、ビデオパワー指数(VPI)、修正版DISCERNスコア(M-DISCERN)、グローバル品質スコア(GQS)が使用されました。
評価対象は英語の動画に限定され、重複動画や音楽のみの動画、音声のない動画、関連性のない動画、商業的な動画、1時間以上の長さの動画は除外されました。
最終的に98本の動画が評価対象となり、2人の独立した著者によってスコアが付けられました。
研究結果
結論から申し上げると、信頼性が高く、人気のある動画ほど品質が高いことが示されました。
以下が研究結果の箇条書きです。
98本のYouTube動画が評価され、動画の品質分類は以下の通りでした
- 高品質: 42.9%
- 中程度の品質: 20.4%
- 低品質: 36.7%
高品質の動画は以下の点で優れていました。
- 視聴回数
- 視聴回数/日数
- いいねの数
- コメント数
- ビデオパワー指数(VPI)
なお、低品質の動画は、これらの指標が有意に低いことが確認されました。
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